第7回実技山行(2日目〜硫黄岳・横岳・赤岳〜)

〜地図読み・難場通過実技講習・小屋泊〜

日 時:2008年10月 12日(日)

◆2日目、硫黄岳〜横岳〜赤岳登山(晴)
  コース:オーレン小屋・・・夏沢峠・・・硫黄岳・・・横岳・・・赤岳天望荘・・・赤岳(赤岳頂上小屋泊)
        

   
<2日目>
  10月12日朝7時オーレン小屋を出発、赤岳を目指す。

以下、ハイキング楽校生の感想文を読んでください

 <第7回 実技山行(南八ヶ岳2日目夏沢峠〜赤岳)記録・感想文>     野木山想会 鈴木マリ子

*写真をクリックすると大きくなります。
 初日の朝が早かったせいか、昨夜はよく眠れた。天気もよさそうだ!  かもしかのクロちゃん(オーレン小屋付近によく現れるとのこと)には遭えなかったけど、暖かいオーレン小屋を後に 針葉樹の落ち葉を踏んでゆるやかな登りをヤマネやモモンガのいる夏沢峠に向かう。
 近頃では屋根にソーラーパネルを載せた小屋も珍しくなく、風力発電用の プロペラが何基も立っているのをみかける。文明の恩恵も捨てきれず、大自然の懐にも入り込みたい人間共を森の動物たちは どう思っているのだろう?
 さて、その欲張りな私達は絶好の天気の下、いよいよ南八ヶ岳の稜線を進んでいく。樹林の中なのでこわさはないが、 東側は大きくえぐられた崖である。樹林がきれると、広々とした硫黄岳山頂が現れた。南アルプスは間近に見え、 遠くに槍の穂先、7月に行った御岳、木曽駒、宝剣岳も見える。360°の展望をゆっくりと楽しんだ。

オーレン小屋にて記念撮影 夏沢峠を行く 硫黄岳への登り
硫黄岳山頂にて 硫黄岳山頂付近にて
硫黄岳山頂付近にて

横岳、赤岳をめざして
スタート

快適な稜線歩き(バックは
硫黄岳と硫黄岳山荘)

岩登りで有名な大同心
と小同心

横岳付近の難場
 
 
 そこから少し下がった硫黄岳山荘でトイレタイム(ここのトイレもとてもきれい)この付近は夏にはコマクサが咲き お花畑が広がる場所であるが、今眼下に映るのは針葉樹の緑に混ざる黄色と赤の紅葉である。
 横岳の手前でストックをしまい、本格的な岩場歩きに入る。ゴツゴツとした岩稜が続き、西側には大同心、小同心と 呼ばれる岩峰が見える。狭く急な岩場を慎重に進む。好天の助けもあり、要所、要所で休憩を入れながら、小さなお地蔵様 のあるところに来ると、目指す赤岳がどん!とそびえ立つ。阿弥陀岳、権現岳を従えて盟主赤岳はひときわ大きい。

 気を取り直して最後の急登に挑む。岩礫を踏みしめ鎖場をいくつか越えると頂上小屋である。ザックを置いて、空身で 祠のある山頂に向かう。さえぎるものは何もない。見えるものは空と雲と山。
 いったん、小屋に入り休憩の後、夕日を見に再び山頂に。すぐに戻るつもりで上着を着ずにいたら寒くて居られず防寒着 を着て出直す。雲の間に夕日が沈み終わりかなと思ったが沈んだ夕日の周りの雲が紅く染まり始め、刻々と表情を変えて行く。 夕日の幅の茜色の柱が空に延びて行き、言い尽くせぬ美しさである。傍のYさん、Nさんとてを取り合って歓声を 上げてしまった。厳しい条件の山頂であるが、ここに来られたからこそ目にすることが出来た光景であった。                     (M・S記)
横岳山頂にて 横岳からの下り、赤岳への稜線がよく見える
今日最後の難場を慎重に
もうすぐ頂上小屋だ!
赤岳山頂にて
夕暮れの小屋前広場にて
夕暮れの山頂にて 美しい御嶽山のシルエット




いつのの間にか食堂に集合、楽しい宴会が続く
     

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