4時30分に起床し早速、今日の行動に抜かりがないかザックの中身を確認をする。
いよいよ立山も二日目に入った。昨日は初日からいきなり一ノ越から雄山(3003m)まで
一気に登ったせいか少し目まいがしたが、きょうは高度に体が順応したのだろうか
体調はすこぶる良い。
朝食を早々と済ませ7時には全員が山荘の前に集合して
準備体操を念入りに行い7時15分には出発する。
天気は薄曇状態で登山には最高のコンデションだ。丁度良い。
それにしても雪山歩行は汗を掻くのが早い。30分程歩いたと思うがすぐ汗を掻き脱ぎタイムだ。
素早くウインドブレーカーを脱ぎ軽装になる。そして、本日の第一の目標である真砂岳(2861m)
のある稜線を眺めると山一面雪で覆われている為何処からでも登れそうだ。
他のパーティが目指す一の越ルートを横切って直登する為、八木沢SLが取り付き部のステップを切る。
我々は、ルート傾斜の比較的緩やかなルートを見つけトラバース気味に、立山稜線(富士の折立〜真砂岳)に向かう。
時々落石した後があるので上の斜面を見張りながら小休止する。大貫CLより、ルートの説明がある。
いよいよ急斜面だ。取りあえず遥か前方、沢の下部にある岩を目指して登る。
沢に入ると、先程まで雪質は比較的軟らかかった雪も次第に硬くなって来た。時々アイスバーン状態の所もある。
下を見る。もしここで滑ったらどうなるかなと思うとゾッとする。
沢に入って、八木沢SLより2番目を任された。
慎重にアイゼンの爪で雪面を刺しながら登るが一回や二回では硬くてうまく刺すことが出来ない。
息が苦しくなる。後へ行こうかなと思ったが、「いや待てよここで下がったら男の名がすたる?」
と思いながら頑張った。八木沢SLのリードはゆっくりだが、着実にに高度を稼いで行く。そして、
やっとの思いで稜線にたどり着く。
稜線(富士の折立〜真砂岳)に立った時は、登れたとの充実感と
立山稜線の雄大な眺めに感動で一杯でした。
やっと10時に真砂岳(2861m)到着する。さすがに頂上は風が強い、そして非常に風が冷たい。
比較的風の弱い所を見つけて食事タイムを取る。
それにしても何と山の景色が美しいことか、西の方角には真っ白な奥大日岳が東の方角には北アルプスを
代表する山々が誇らしく聳え立っている。自分が想像していたよりも遥かにスケールが大きい。
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室堂山荘前にて(今日登る立山稜線を眺める) |
真砂岳に向けてスタート |
八木沢SLが取り付き部のステップを切る
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雪だから行ける真砂岳直登へ |
だんだん傾斜が急になってきた |
立ち休み(振り返ると一の越ルートが見える)
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急斜面を登る |
緩斜面にて休憩
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大貫CLからルート説明あり(赤のライン) |
ようやく沢に取り付く |
かなりの急斜面である
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背景の奥大日岳がすばらしいね |
一歩一歩黙々と登る
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稜線は近いぞ! |
まだ先がある、ちょっと休憩 |
もうすぐだ!頑張れ! |
ようやく稜線に到着
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真砂岳手前の稜線にて(背景は富士の折立) |
真砂岳に向う |
真砂岳山頂付近にて昼食 |
真砂岳山頂付近にて昼食
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