壬生Pを5:30頃出発して、少しの間まどろんでから、座学で苦労したロープワークを思い出してロープを手に復習を始めるが、
こねくり回すだけで、さっぱり形にならない。
もやい結び・8の字・途中8の字等々。隣の方のに聞いてやっと形になるが、先が思いやられる。
ムンターヒッチってどうするんだっけ?
7:30頃、妙義山麓の中之岳Pに到着。快晴の空をバックに、どっしりとして、なお奇岩で異彩を誇る山容に見とれながら山行準備。
チェストハーネスにカラビナ・ヘルメットをつけて、いざ山へと思ったら、反対方向に向かい、駐車場境の柵にロープを掛けて、
ロープワークの実習が始まった。4班に分かれ”草地”の急斜面をロープを頼りに、自分のロープワークの拙さは棚に上げて、
途中8の字の間隔が広すぎて、手が滑ると呟きながら、岩の出ていない場所で登り・下りを繰り返す。
ロープワークの訓練が終わって、いよいよ妙義山中間道に向かう。第一石門を経て、第二石門へ。かにの横ばいからたてばいに
取りついたところで、暫らくストップ。下を見るとかなりの渋滞。更に下の方からの「渋滞がひどくなったので、ロープ掛けは省いて!」
の声と前後して、既設のクサリ2本と今回張ったロープを用いて、列が動き始める。 岩場の急斜面の下降は、山側を向いて、手がかり・
足がかりでしっかりと3点確保。手を下げて、腰を落として次のホールドを確認して足を降ろす。(低・尻・圧 いや!手・尻・足だ)
第四石門の大アーチを潜って、大砲岩分岐を大砲岩方面に折れたところに設置している安全柵にロープを掛け、ガレ石交じりの岩肌を
舞台に、木立ちに手足を取られながら、たまに子石を落としながムンターヒッチ・マッシャ―ロープ等の習熟。途中に昼食を挟んで、
それぞれ傾斜・岩肌の異なった場所に張った何本かのロープの登り・下りを繰り返して訓練に集中する。
13:20大砲岩付近での実技を終了し中の岳駐車場に向かう。時間が早めなのに、ここまで来て、この先の大砲岩等には行かないの?
でも、これだけの人数では無理か?と呟きながら出発地の駐車場に到着するが、またも肩すかし。
再度、駐車場境の柵を越えて、ガルーダヒッチの訓練。 各班ごとに、講師の手ほどきを受けてから、自分たちで、ガルーダヒッチ
をセットして、”荷物or救護者”を引き上げるというシナリオだ!
比較的軽量の私が”荷物・救護者”役で、他の人がロープを引き上げる役。”草地”の斜面の途中までは、何とかなっていたのだが、
ロープを引き上げる役が何かの拍子に手を緩めた際に、”荷物・救護者”役側のロープも緩み、足を突っ張っているだけの”荷物・救護者”
役の私は、あえなく落下!但し1?2m程下のステップで留まり、大事は無かったものの、「それは無いよ!?」と思わず口に出てしまう。
訓練の場所に、安全サイドの”草地”の斜面に選んでくれた講師の皆様に、取り敢えず感謝。原因は、ガルータヒッチの
操作違いとの事で、再セット後は順調。(一挙にロープを引上げて、次に緩める:引上げる側と引上げられる側とが息を合わせる事が要点との事)
その後、各自、役を換えて訓練し、15:15駐車場を出発し帰路に着いた。
好天に恵まれ、高度感のある、スリリングな実技でしたが、安全面にも配慮して頂き、実技訓練に集中出来た。
皆さん、お疲れ様でした。 講師の方々、お世話になりました。
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<中之岳P付近の土堤にてロープワーク訓練>
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第1石門からカニの横バイへ向かう。
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大渋滞のかにのたてばり(A班)
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大渋滞のかにの横這い(B&C班)
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つるべさがりを慎重に下る(B班)
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第四石門にて
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大砲岩の近くにて訓練再開 ムンターヒッチ(懸垂下降)
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大砲岩の近くにて訓練再開 マッシャーヒッチ(登攀)
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大砲岩の近くにて訓練再開 ムンターヒッチ(懸垂下降)
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