宇都宮森林公園サイクリングセンター前に午前8時に集合し、A(3班),B(2班)に班編成を行い、訓練地に行く。
A班は森林公園の緩斜面を使い、前回までの復習を行う。
B班は古賀志山岩尾根を使って前回までの復習を実践的に行う。
<Aクラス実施内容>
@支点セット練習
流動分散、固定分散、支点のバックアップ、支点2点の分散角度60°以内になる
よう注意
Aリード登攀(ハーネスに8の字を安環カラビナでセットし、登攀模擬)を行い、途中ランニングビレイセット、自己ビレイをとった後に支点セットし、セカンドビレイを行う。
B上記と同様のリード登攀後、自己ビレイ、支点セットを行った後、ATCを使い
ダブルロープで懸垂下降
(上記内容を班ごとに行う)
<Bクラス:中尾根岩尾根に於ける実技講習>
@リード登攀を3名で交代しながら岩尾根を登攀。
A セカンドはマッシャー、タイブロック、途中8の字等で登攀。
B サードは末端8の字登攀。
C リードはランニングビレイセット、セカンドビレイ(メインロープで自己ビレイや別スリングで自己ビレイ)。
D 支点回収はセカンドがやったりサードがやったり状況対応。
E 岩尾根を登りきった所から別尾根を下り、途中25m弱の懸垂下降。
*懸垂下降詳細
・8mm×30m、8mm×50mロープをバタフライノットで繋いで使用する。
・支点は5〜6cmの松の木と檜の2か所にテープスリングと6mmロープをセットして、カラビナが岩角に当らぬよう充分な長さとする。
・岩角で支点が傷付かないよう岩にシートを被せる。
・メインロープを通すカラビナは念のため、安環ビナ2ヶ使用。
所感
待ち時間短縮と実施訓練回数を増やす事を目的に、今回は2班に分かれて講習が実施された。
A班が緩斜面を使用して基本動作の反復訓練、B班が岩尾根を使用して応用訓練。訓練後の感想会では
それぞれの班の受講生から「今迄の講習内容の理解が深まった」との感想が多く述べられた。
また、「これからは各動作の更なるスピードアップと各動作の安全確認が課題」との講評が講師からあった。
木陰の寒い中、また冷たい風の中、講師、受講生ともに熱心に「動作訓練」が実施され講習内容が受講生に理解され、
充実してきたと思う。しかし、全体把握や臨機対応にまではまだまだ至らないので、繰り返しの反復練習が必要と
実感する。
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<赤川ダム西側の緩斜面に於けるAグループ3班の実技講習>

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支点構築とセカンドビレイ訓練及び懸垂下降訓練、登り降り
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