昨夜からの雨で足場が心配されたが、参加者全員が城山西小裏Pに集合した。
今回は、岩登り経験者と初心者にクラス分けして実技訓練を行うことになった。
みんなやる気十分で出発する。別メニューの4名はマラ岩に、私達10名は不動の滝の岩場に向かう。
◆初心者組の講習
私たち初心者組10名は、不動の滝左フェースにて2班に分かれてトップロープでのビレイの練習と
登下降の練習を行う。
まず、互いに命を預けるので、一つ一つ細かいことに注意してやろうとの指示があり、
登る前にハーネス装着具合、ロープの結び、ゆるみ等々をお互いにチェックし合う。
また、登攀者とビレイ者は必ずロープの結びと自己ビレイ、手袋等をスタート前に相互確認してから
登攀訓練に入る。
<トップロープでの登攀基礎訓練内容>
・登攀者は、腕で登るのではなく足でしっかり岩場に立つこと。
・到達点ではまず自己ビレイを取る。(片手で出来るように、また、解除の仕方がスムーズにできるように)
・降りるときは、まずテンション又はクライムダウンで降りる旨をビレイヤーに大きな声で伝える。
・テンションで降りるときは、足が岩壁に直角につくようにしてロープに体重をのせ、振られないように
バランスをとる。
・ビレイ者は、登攀者に合わせて、ロープがあまり緩まないように操作をする。特にキツイ所ではタイトに
張ってやると登りやすくなる。
空模様が怪しくなってきたので引きあげ、滝のところで昼食とする。
午後、天気回復の様子に、卒業レベルとされているマラ岩を見たことがない方がいたので、
そちらに見学に向かう。
経験者組の訓練を見て、マラ岩も登りたいとの意見で、トップロープを張り、またまた登下降の練習を行う。
先程より、難しそうだと言いながらも、みんなやる気満々である。そして、楽しそうであった。
◆岩登り経験者組の講習
マラ岩4名は、午前、ワイワイ5.9で、ビレイ、ロープクリップ、リード登攀を行う。
午後は、ヴィーナス5.10dで、ビレイ、リード登攀にトライする。その後、
ヴィーナス5.10dへ一部ヌンチャクを設置してトップロープ登攀訓練を繰り返し行う。
最後に、反省会を行ったが、充実した練習ができたとの声多数であった。
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<不動の滝左フェースでの初心者組の訓練(午前中)>
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