中級楽校第2回実技「冒険センターアリーナ」

   
第2回実技 (記録 野木山想会:山口達也)
場所宇都宮市冒険活動センター 多目的アリーナ
日時2012年5月26日(土)  9:00〜15:00
講師・スタッフ ・主任講師:猪鼻春男、 ・講師助手:猪鼻良子、窪田すみ子
受講生 出席:11名、欠席:5名

<実施内容>  
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◆冒険活動センターアリーナに於ける午前中の講習
 今回の講習は、前回のサンカルでの講習の復習的な位置付けで、宇都宮市冒険活動センターの屋内施設、多目的アリーナで 実施されました。屋内での講習なので天候に左右されるものではないのですが、朝から好天で気分は高揚しました。
 多目的アリーナに入場、各自でストレッチを実施したのちハーネスを装着し、クライミングシューズを履き、カラビナ、 スリング等装備を確認しました。
 各班長さんによりトップロープ3本の付替えを実施しました。シャント(多機能アセンダ)でバックアップを取り、 バックロープを引いて支点のあるところまで登攀する。支点に自己ビレイを取った後、事前に設置されていたロープを外し、 新たに自分達のロープを取付けるという一連の作業です。。
 前回参加できなかった自分にはとてつもなく難しそうな作業で、手に汗握るばかりで呆然と見守るだけでした。
 続いて各班に分かれて、2つの班がトップロープでのクライミング練習、残りの班がボルダリングフェースでの練習です。 これを順繰りで回して練習を繰り返しました。

 前回の講習を欠席した私は、ビレイの基本動作(ロープさばき)を別メニューで指導していただきました。 五つのリズムで登攀者のペースに合わせてロープを引くこと、いつ落下しても確実に確保するための足の位置と重心の掛け方、 傍で眺めていると簡単そうに見えることも実に奥が深く、ひとつひとつの動作を確実、且つ迅速に行わなければなりません。 それを合理的に行うために一連の手の動きがある、ということを良く理解することが出来ました。
 別メニュー終了後、トップロープでのクライミング練習、ビレイヤ練習の輪に入りましたが、筋肉の緊張のみならず気分的な 緊張も強いられ、午前中でへろへろになりました。皆さんは何度も壁にトライして、たった一回とはいえ前回不在による技量の 差を痛感して午前中3時間の講習は終了です。

◆午後の講習
 午後はビレイヤの自己確保、或いはフィックスロープ設置の際に用いるロープの結び方法の講習からスタートです。 インクノット、バントラインヒッチ、ブーリンノット、ひとつ習得したつもりでも別な結びを行なって戻ってくると 何だか怪しくなっています。  しかし現場では「結び」に命を預けることになるわけで、確実に結べるようになるように繰り返しの練習、この場のみならず 毎日の練習が必要であること認識しました。
 続いて、中間支点に見立てたスリングにヌンチャクを掛けながら登れるところまで登攀するというリードクライミングの練習ですが、 繰り返し出きるだけの腕力が残っていませんでした。これは根性だとか気合だとかいう以前に、物理的に筋肉の パフォーマンスが低下してしまったようです。まだまだまだまだ修業が足りないのを実感した次第です。
 最後は、アンカーを取る際の流動分散・固定分散・独立分散それぞれによる確保の仕方と特徴を講義していただき、 今回の講習は終了です。

 今回の講習により、クライミングの技術は一つ間違えれば大げさではなく本当に命に関わる事態を招きかねない、 ということを実感いたしました。
 次回はいよいよ古賀志山での屋外講習ですが、ロープの結びなど家で出来ることは 繰り返し練習いたします。何よりも大切なのは、「確実な安全」これを肝に銘じて今後の講習に臨もうと思います。 講師の皆様、根気よくご指導いただき本当にありがとうございました。今後も宜しくお願いいたします。

 

トップロープの付替え

トップロープの付替え

トップロープの付替え

トップロープの付替え

各班に分かれてのクライミング練習開始

トップロープでのクライミング練習

各班に分かれてのクライミング練習

各班に分かれてのクライミング練習

午後のリードクライミング講習
 

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