第10回実技山行〜赤薙山〜

〜雪上歩行法、滑落停止法〜

日 時:2009年01月11日(日) 天気:快晴
コース:
野木役場P⇒大谷P⇒日光有料道路⇒日光IC⇒霧降スキー場P・・・霧降スキーゲレンデ・・ ・赤薙山・・・霧降スキーゲレンデ・・・霧降スキー場P⇒日光IC⇒日光有料道路 ⇒大谷P⇒野木役場P
     
   
第10回実技山行は初めての雪山実技であり、テーマは下記の2項目です。
(1)雪上歩行の基本訓練
(2)耐風姿勢、滑落停止の基本訓練
座学でチェックした雪山での服装、冬仕様登山靴やアイゼン、ピッケルなどの装備やその装着、使用の基本実技です。
以下、ハイキング楽校生の感想文を読んでください

 <第10回 実技山行「赤薙山」感想文>     マロニエHC 吉田美枝子

*写真をクリックすると大きくなります。
 大谷Pに着くともうバスが待ってたので、慌てて荷物を積み込みます。予定通りバスは霧降スキー場に向けて、 6時30分に出発しました。途中トイレ休憩をして、霧降スキー場の一番奥の駐車場に8時に到着です。
 駐車場には雪が積もっていましたが、天気は上々・・。でも、私にとっては初の雪山登山・・・。持ってきた アイゼンなどの冬用装備や登山服などに不備はないのか? 途中、脚が上がらなくなるとか、山頂の寒さが心配です。
 大貫CLから、今日はアイゼンとピッケル、ダブルストックを使用するので準備すること、また、 赤薙山に登る時に、ワカン(スノーシュ)を使ってみたい人は持参しても可との指示があった。
 早速、新しい冬靴を履きスパッツをつけ、手袋も薄手とオーバー手袋をつけて準備完了です。
 ストレッチをして8時30分出発です。歩き出しはアイゼンをつけずにつぼ足で歩きながら、各班毎に 雪上歩行の基本訓練を行います。

<雪上歩行の基本訓練>
 雪山では、1番目をを歩く人、2番目の人、3番目と役割があるそうです。まず先頭は上からフラットに靴を踏み降ろし 体重をかけて一歩一歩ユックリと歩き、2番手からは次の人が歩きやすいように、その足跡に外側から雪を 落とし入れて上から踏み固めで進みます。3番目からは、その踏み跡にあわせて歩きます。
 雪が深い場合、先頭は斜度や雪質により押さえつけ、叩きつけ、蹴りこみを行い、後続者が楽に歩ける ように踏みかためながら登ります。かなり体力を使うので、先頭は交代をしながら登ります。 また、先頭は自分の歩幅でなく、他のみんなの歩幅に合わせる配慮も必要とのことです。
 リフト上部基地での休憩の後、いよいよ赤薙山へ向かいます。
霧降スキー場の駐車場にて 班毎に出発です
歩行訓練を行いながら歩く 班毎に雪上歩行訓練開始
歩行訓練しながら登る リフト上部基地にて休憩
赤薙山へ向けて登る 展望がよい所で休憩

黙々と登る
 
山頂近くの樹林帯を通過
 
樹林帯を抜けるのに苦労
 
ようやく山頂に到着
 
 班毎に交代しながら登ります。雪の深いところでは足を少しづつ踏み込み慎重に歩きました。 途中から赤薙山が見えてきました。それにしても天候に恵まれ、素晴らしい展望です。
 山頂近くの樹林帯に入ると、膝まで埋ってしまうところもあり苦労します。また、凍結している ところは滑るので少々ペースダウン・・・。
 ようやく12時に、赤薙山(2,010m)山頂に到着しました。富士山も見えて気持ちイイ(^−^) 30分で昼食をとりましたが止まっているとやはり寒くて立って動きながら食べました。
 アイゼンをつけての帰り道、ストックをピッケルにかえて下っていきます。足幅を肩幅に開きフラッ ト歩行、アイゼンを引っかけて転倒しないよう注意します。降りの方が危ない感じです。
 ゲレンデに出ると耐風姿勢と滑落停止の訓練です。耐風姿勢や滑落停止の形を俊敏にとれるように、 何度も練習しました。私は反応が鈍く、実際でしたら飛ばされてましたね。 滑落停止訓練は、雪質の関係で滑りが悪く、滑落停止姿勢訓練になってしまいましたが・・・。
 この後、まっすぐ山を下りてPに戻ってきました。こんなに天気が良くてもいっぱいいっぱいでしたから 寒い時はきついでしょう。今後もみなさんに お世話になって力を付けたいと思います。ヨロシク!☆ ありがとうございました。
          吉田美枝子

ハイポーズ!(赤薙山山頂にて)

山頂にて素早く食事
アイゼンを装着

下山開始、遅れてきたHさん

下りではアイゼンがよく効く

下山路を行く

下山路を行く

滑落停止の姿勢訓練?

滑落停止の姿勢訓練
 

耐風姿勢訓練
 
耐風姿勢訓練
 
急傾斜での歩行訓練
 
下りながらの歩行訓練
 
 

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