第8回実技山行〜妙義山(難場通過)〜

〜岩場登降、難場通過〜

日 時:2008年11月 16日(日)
天 気:小雨
コース:石橋⇒思川道の駅⇒岩船⇒太田IC⇒松井田妙義IC⇒妙義山仲之岳P・・・妙義山中間道第一石門・・・第二石門
    ・・第四石門・・・大砲岩・・・仲之岳P⇒もみじの湯(入浴)⇒松井田妙義IC⇒太田IC⇒往路帰宅

 第8回実技山行のテーマは、岩場登降、難場通過である。
 すでに第6回実技山行(裏妙義)にて、難場通過(鎖場通過法及び固定ロープを活用した岩場登降)の実践講習 を行っているので、今回は、難場通過に必要な基本技術の習得訓練を行うことになった。  

以下、ハイキング楽校生の感想文を読んでください。

 <第8回実技山行感想文>
「妙義山(岩場登降、難場通過)に参加して」    宇都宮HC  荒井 やよい

*写真をクリックすると大きくなります。
 5時 真っ暗な中 石橋東口集合。 昨日より振り出した雨が止んでいるが、今日の講習内容が「岩場登降難場通過」実技でとあり、 天候により大きく左右されるだけに不安が募る。
 石橋〜小山〜岩船・・といつものようにバスが進むに連れ、かなりの雨に変っていた。 実技講習ができるのかと心配していると、バスにアクシデントが発生!なんとワイパーが動かず 運転を一旦ストップし、修理するとの前途多難?状態に・・・。 それでもようやく妙義山の仲之岳駐車場に到着した。
 大貫CLから雨であるが予定通り行うとの指示があり、小雨の中、全員素早く身支度開始する。
 雨具とウエストロープ・カラビナ・マッシャーロープを装備して、おのおの準備OK〜。 恒例のストレッチを行い、仲之岳駐車場を出発。という訳で、第8回実技山行(岩場の登降訓練、 難場通過訓練)の始まりです。
  仲之岳Pをスタート 登山口を登る 登山口へ向かう カニのこてしらべを行く
<岩場登降の基礎訓練>
 岩場の登降訓練の日が雨だなんてなあ〜とのぼやきの声・・・。
 「山行きに雨はつきもの 楽校授業としては最高の条件(?)だ」との吉岡流の励ましの言葉を信じ、  気持ち切替えて、大貫CLの3・4班と八木沢SLの1・2班に分かれて岩場登降の基礎訓練開始です。
 私たち1・2班は、「第二石門」
手前の岩壁にて、下記訓練を行う。
1)基本となる三点確保
 両腕・両足の三点を確保し、安全性の確認。しっか
 りと腰を降ろし足で立つ
2)踏み替え
 足を置くホールドが少ない場合の足の入れ替えの
 訓練。次に出す足が逆足になった状態の対処方法
3)体重移動と岩壁のトラバース
 上下に安全な場所がなくトラバースして移動する
 方法の訓練
雨で滑って危険なため、全て低い位置での反復練習となった。 みるみるうちに 一人一人大部上達してきましたよ・・・
 
  岩登り基本訓練
(三点確保)
岩壁のトラバース訓練@
踏み替えについての指導
(八木沢SL)
岩壁のトラバース訓練A
<難場通過訓練>
 ここから1・2班は第二石門(よこばい、たてばい、つるべさがり)にて、難場通過の実践である。 ウエストロープのカラビナを鎖にかけてビレイしながら通過する。その際、一人がやっと通れる「つるべさがり」 にて3・4班と交差した。
難場通過へスタート(第二石門に登る) よこばいをトラバース) たてばいを登る ここで向こうから登る組と交差 鎖場を下る(登る組が待機)
 
つるべさがりを下る すべりやすい岩を慎重に下る るべさがりを下る 鎖場を下る 先行した1・2班の皆さん
 
 我々1・2班は一足お先に第四石門前の東屋へ向い、昼食休憩に入るが、 3・4班は戻る時に、他パーティと「つるべさがり」にて再度交差した為、遅れる。
 昼休憩も終わったが、小雨は止む気配無し・・・。

<ロープを使用した登降訓練>
 我々は、第四石門の先にある大砲岩に移動した。大貫CLの指示で、大砲岩の南斜面岩に 各班長が固定ロープを張り、各班毎に「懸垂下降」「マッシャーロープでの登攀」訓練を開始 した。
 まず、ムンターによる懸垂下降の訓練である。ムンターによる懸垂下降は役に立つ技術 ではあるが一歩間違うと危険でもあるので、ムンター結びの確認と下降を開始するまでの 正しい手順(ビレイと体重を加える確認など)を各班長が指導する。
 この訓練を繰り返し行なうが、私自身ムンター下降する祭の固定ロープの握る場所等々 微妙に忘れかけている所あり、再確認できとても有意義な実技となりました。
 次に、滑落の危険のある岩場を登る時、固定ロープにマッシャーロープをかけて、滑落を 防止する登攀訓練を行った。マッシャーロープのかけ方、登る時の固定ロープの握り方、 滑落した時絶対やってはいけないことなどを確認しつつ、訓練を繰り返し行なう。
 今回は、時間をかけて反復訓練繰り返した。やはり、一度やったからいいのではなく、 反復練習する事により身体で覚えるんだな・・と実感した。
 色んな技術を身につけ、そして、常に安全第一に考え行動していく そんな事を頭におき今後の山歩きを楽しんでいきたいものです。 いろいろ忘れかけていたもの だんだん見えてきたような一日でした。
 大貫CL、八木沢SL、吉岡さん雨の中、本当にありがとうございました。 6期生の皆さん ありがとうございました。 後期もよろしくお願い致します。
 
お昼休憩後の第四石門での記念撮影
ムンターによる懸垂下降の訓練@ ムンターによる懸垂下降の訓練A ムンターによる懸垂下降の訓練B
ムンターによる懸垂下降の訓練C マッシャーによる登攀訓練@ マッシャーによる登攀訓練A
第四石門を下る 3班の皆さん登山口にて 4班の皆さん登山口にて
 
 

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