第10回実技山行〜古賀志山(岩場登降訓練)〜
〜岩場登降反復訓練〜
日 時:◆2008年1月 14日(月):参加者24名(講師含む)
天 気:晴時々曇
コース:城山西小学校の奥の市駐車場集合・・・古賀志山不動滝(岩トレ)・・・市駐車場
今回の実技講習は、より現実に近い岩質である古賀志山不動滝における岩場登降訓練です。
実施に当っては、大貫CL、八木沢SLより
通常はクライミングシューズでの登降ゲレンデなので、登山靴では難易度は上がるが、 むしろ落下する時の感覚を経験するつもりでトライして欲しい。また、ビレイヤーも緊張感をもって しっかり確保することなどの注意があった。
以下、ハイキング楽校生の感想文を読んでください。
<第10回実技山行記録、感想文>
「古賀志山不動滝〜岩場登降訓練(1月14日)〜に参加して」 宇都宮HC 鈴木秀樹
当日は今冬一番の冷え込みです。朝 車がガチガチに凍り、ドアも開かず「お湯を掛けるなど」 大慌て・・。 ドアを無理やり開けたら「バリバリ」・・「ヤバ!」。 今度はドア閉まらず・・紐でドアを括り付け「何でこんな日に岩登るの?」と思いつつ出発しました。
(開閉機構が凍り付いていた様で、夕方帰宅時には、融けて治ってました。)
*写真をクリックすると大きくなります。
城山西小学校の奥の駐車場に集合して、不動滝に向って歩きはじめる。まだ寒いのに何故か汗が・・・。
「少し暑くなってきた」と呟くと、周囲から「馬鹿言ってじゃないよ、こんなに寒いのに???」との声。
これからの恐怖に対する冷や汗か?それとも夕べの・・・の所為か?
不動滝左壁と右壁の新人クラック付近に、3本づつトップロープを設置し、訓練を開始する。
ハーネス装着、ビレーヤーとのロープ結合確認も手際よく、「登ります」「了解」とコールも 軽やかに、各班ごとに、指先・体を十分温め、岩に取り付いていきました。
最初は、まだ岩が冷たく登攀途中で指が悴み、思う様にホールドを掴めず苦労していたが、 鹿沼岩山2回の訓練の甲斐もあり、日が差し暖かくなるにつれ、何だカンダで各ルートを、 次々にクリヤー。「このルートは簡単、日陰で寒そうなので、私はパス」などと我侭な人も 出てくる始末です。
八木沢SLのお話
左壁面登攀訓練開始
ハーネス装着などの準備
ホールド、足の位置など
の指導(大貫CL)
一度断念した「新人クラック」にも 何人もが、登山靴で再チャレンジ、 制覇?していきました。
受講者全員、岩登りに それなりの自信を、つけてきた様である?。 余裕が出てきたせいか、登攀途中 「もっと岩から体離して」→「体は離してるけど、出てる腹が 当たるんだ!」とか「右に良いホールドがあるよ」→「側で見るとホールドなんか無い!」とか 容赦ない励まし・応援にも応えられる様になりました。 緊張しつつ、和気藹々そして登りきると満面の笑顔、カメラに向かって“ポーズ” さらにギャラリーからの大歓声! (当日岩登りに来ていた他グループにとっては、迷惑だったでしょう!ごめんなさい。)
今回は下期 鹿沼岩山から始まった岩登降訓練の3回目、岩登降としては最終の訓練となりました。
おっかなビックリ、途中で固まったり、パニックになったりで 始まった初回に比べ、何だかんだで 何とか登りきる様になり、皆 格段の進歩を遂げました。
大きなスタンス・ホールドが見つからないと、小さなスタンスやホールドに身を任せる様になり ましたし、パニックにもならず ジックリと探せる様にもなりました。
確保技術も向上・余裕をもって確保でき、ビレイヤーとして信頼される様にもなりました。 大貫先生、八木沢校長、吉岡さんそして仲間の方々に、感謝 m(_ _)m 感謝です。
この3回の岩登降実技講習を通じ、受講者全員「岩登りに楽しさ」を、味わえたのではないでしょうか。 小生?「また来るかって?」「ムー・・・面白かった!でも もう当分いい!」 「でも少し経ったら、またチャレンジしているかも!? その時 また皆で 来れたらいいね!」
次回講習は、いよいよ「雪 と 氷」、アイゼン、ピッケル、輪かんやスノーシュー 「イヤー!面白そう」 またきっと「雪山の楽しさ」に、皆引き摺り込まれて行くんでしょう。
左壁面登攀訓練
右壁面登攀訓練
右壁面新人クラック
右壁面登攀訓練
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