下期に入って最初の実技講習は、鹿沼の岩山です。下期には、昨年楽校を卒業した方も含め2名の経験者が、
入校し心強い仲間が増えました。当初の予定は11月11日でしたが、残念ながら雨天のため、
17日と20日に分けての開催となりました。その前段(13日)には、大貫講師及びグループリーダー
の方が訓練場所の下見と訓練方法の打ち合わせを現地でやられたそうです。いつもながら、
万全の態勢で臨むリーダーの方々には頭が下がります。
17日は総員19名で実施しました。8時に登山口の日吉神社前に集合、大貫CLから下記の通り、講習の目的、内容
や注意事項等の説明があった。
岩講習の目的は、「怖い・不安な気持ちを抱きながらの行動を克服し、安全・ゆとりを持ってクリアする力
を習得する」ことです。このことを実行するためには、次の留意点を守ること。
① |
小さなスタンス(つま先、イン、アウト)、フラット、クラック。小さなホールド(オープン、クリング、
エッジ、ポケット等)押さえる・引く・掴むことを身体で覚えること。それにより自分にも余裕ができ、
他の人のフォローもできる。 |
② |
登る時は、確実に3点支持を行い、上体を岩から離し、進行方向を広く見る。降りる際は、3点支持を守り、
腰を落として上体を岩から離し下を見る。 |
③ |
ビレイ(登る人の確保)が確実に行えるようにする。現状の山行では、その様な技術を持つ人が少ない為苦労しているのが実態
であるから、その補助が出来る人が必要である。このことが結果として事故防止となるのでしっかり覚えること。 |
④ |
訓練に入る際の装備等のチエツクは、必ず班長が責任を持って行うこと。行動を起こす前の声掛けは絶対条件である。
「登ります」「降ります」と声を掛け「OK」の返事を聞いて行動を始めること。 |
*写真をクリックすると大きくなります。