第6回実技山行〜妙義山(難場通過)〜

〜岩場登降、難場通過〜

日 時:2007年09月 09日(日)
天 気:晴時々曇
コース:石橋⇒小山⇒伊勢崎IC⇒吉井IC⇒妙義山仲之岳P・・・妙義山中間道第一石門・・・第二石門
    ・・第四石門・・・大砲岩・・・仲之岳P⇒もみじの湯(入浴)⇒松井田妙義IC⇒伊勢崎IC⇒往路帰宅

 台風9号の影響で、上信越高速道の富岡IC〜松井田妙義ICが交通止めとなり、妙義山神社の崖崩れ などの情報もあり、実技講習ができるかどうか心配したが、とりあえず現地に行くことにした。
 妙義山神社入り口の道の駅にて状況を確認したところ、仲之岳Pまでの道路に異常はないが、 登山道はかなり荒れているので気をつけるようにとのことであった。
 仲之岳大駐車場はガラ空きで、登山者は数えるほどであった。「一般登山者が少ないのでじっくり 実技講習ができることと、難場通過の実技なのでこんな状況をどう乗り切るかも講習の内」との 大貫CLの判断で実技講習を行う事となった。
だが、実際に中間道に入ると、登山道が倒木で道が塞がれて迂回せざるを得なかったり、 通りずらくなっているなどかなり荒れていた。
  (*後日の新聞報道によると、妙義山はその後、入山禁止になったとのこと)

以下、ハイキング楽校生の感想文を読んでください。

 <第6回実技山行感想文>
「妙義山(岩場登降、難場通過)に参加して」    マロニエHC 秋山道子

*写真をクリックすると大きくなります。
 まだ暗い中、石橋駅、小山市役所とそれぞれの集合場所から予定通り出発した。 台風9号で打撃受けた安中地区妙義山へと私達を乗せたバスは向かいました。
桜名所の樹木が根こそぎ倒れ台風の凄まじさを痛感しつつAM9時仲之岳 駐車場に着いた。
 吉岡さんの掛け声のもとでストレッチを済ませ、いざ出発。 という訳で、第6回実技山行(岩場の登降訓練、難場通過訓練)の始まりです。
  仲之岳Pをスタート   登山口   カニのこてしらべ
登山道は倒木などで荒れている   岩場の登降訓練の準備  
岩場登降技術の指導@
 
岩場登降技術の指導A、B
 

 最初は岩場の登降訓練の授業です。大貫CLから以下の項目についての岩場の登降見本と分かりやすい 説明の後、各班に分かれて訓練を開始した。
@岩場は三点確保で腕でなく足元の安全を確保し
 バランスを整え小幅で登る訓練
A又、足を大きく広げ腰を下げ三点で立つ事が
 出来る体勢の訓練、
B次への一歩の足が逆になった時に踏み替えを
 する場合跳ねるのではなく、下になってる足を
 抜く訓練
C登降時に足場が不安定の時サポート側の人が
 足首等を支えてあげる訓練
  (安心して登降が出来る)
D足掛かりが上にあり届かない場合には、ショルダー
(登る人を持ち上げる)サポートする人が岩を背に
 かがみ、膝の上に相手の足を乗せ手で持ち上げる
 訓練
岩場の登降を数多く経験する事がマスターする第一番の条件だそうです。
  足場が不安定の時の
サポート訓練C
  
岩場の登降訓練
  
 
足掛かりが届かない場合の
サポート訓練D


岩場の登降訓練
  

 次いで、第二石門「かにの横這い、たてばい(鎖)」にて灘場通過の訓練を行うことに・・。
だが、台風の影響か?先行した一般登山者2人が木が倒れていて通れないと引き返してきた為、 大貫CLが登山道の確認に行き、どうやら道は閉ざされているらしく、力持ちの男性が数名呼ばれて、 ロープを張りながら登山道を開き、鎖場が安全に通過出来るように確保して下さいました。
か弱き(?)女性たちは、頼もしい男性達に感謝しながら先生の指導のもとで、ウエストロープで 腕の長さのロープの先端にカラビナを固定して、大きな鎖の場合にはカラビナを輪の中に縦に入れ 前進する。 腰のところまできたらカラビナを縦に抜き再度繰り返し、支点では必ず手で掴みカラビナを支点 にかける。バランスを崩し滑落したとしても、急勾配でも、腕の長さの分だけで事は最小限に 抑えられ安全が確保されます。下りの鎖場は足場が滑りウエストロープがどれだけ支えになり、 助かった事でしょう。
 
かにのよこばい  たてばい
  

堆積した倒木の上をトラバース
 
固定ロープを
張り確保
三点確保だよ!
 
 
灘場通過の訓練だよ!
ウエストロープとカラビナで確保
   
第四石門前の東屋でお昼休憩
 
  第四石門前にて記念写真
  
 
フリクションヒッチの訓練@
  
  大貫CLによるバックマンを使った上り降りの指導
 
 無事午前の部終り、11時45分〜12時15分間で昼食、一時の 団欒も済み午後の部に入り、大砲岩横の岩の斜面に移動してロープを使った懸垂降下やフリクション ヒッチの訓練を開始した。
各班ごとロープを張り、ムンター、マッシャーで、降りる時テンションをかけて肩幅の位置に足を 広げ降りる。 このような訓練の積み重ねで最小限に事が済まされ、楽しい山行が出来、ひとつでも多く の山に行けたら良いなあー 中身の濃い訓練に参加できた事に感謝いたします。             

大貫先生、皆様ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
           (秋山道子)
 
フリクションヒッチの訓練A

やれやれ終わった(4班です)
登山口に到着(2班の面々)
 
フリクションヒッチの訓練B
  
登山口に到着(3班)
登山口に到着(1班)
   
 

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