直線上に配置

第13回 東日本女性登山交流集会(斉藤山)に参加して

宇都宮ハイキングクラブ A間Y江、T澤E恵子
 東日本の労山各県連から合計150人あまりが参加して、第13回 東日本女性登山交流集会が南会津の 会津高原リゾートイン台鞍にて行われた。宇都宮ハイキングクラブからは、報告者(2名)と(T橋Y子、I田T子、Y岡M徳) の5名が参加した。

  イロハモミジやブナの落葉樹がほんのりと色づき始めた10月、福島県連の皆様は、地震や津波、放射能汚染などの 大きな課題を抱える中でありながら、交流登山や交流集会のおもてなしに精一杯尽くして下さいました。  
主なカリキュラム
<1日目> 2013.10.13(日)
交流登山 ◎七ケ岳コース:参加者60名 ◎ 斎藤山コース:参加者20名  ◎自主山行:参加者60名
交流集会  懇親会・お国自慢の披露等
<2日目> 2013.10.14(月)
ストレッチ  山筋ゴーゴー体操 石田良恵氏(東京美術大名誉教授)
講演  「福島の再生を語る」 清水週二氏(福島大学教授)
報告  「原発事故後の福島の山のレポート」 和泉 功氏(福島労山)
○交流登山
   今年は1日目に交流登山があり、私達5名は、15名の皆さんと斎藤山コースに参加しました。程よい湿り気の中、 手入れが行き届いた山道を地元の山岳会の皆さんの案内で、長野林業研修センターを出発し、のどかな田園の中を通り 雷電様コースへと歩きました。時折、雲行きが怪しくなりましたが、見晴台に着いた頃は、周辺の会津の山並みと、 眼下に会津の集落が見渡せ素晴らしい眺望でした。
 山頂から見晴しの良いヘリポートに戻り、赤や黄色に輝き始めた景色をおかずに食べる昼食は格別でした。 風が出てきたため早々に、ブナ林の美しい早生栗コースを下りました。
 
前方に斉藤山を眺めながら雷電様コースへと進んで行きます。 栃木県連・宇都宮HCのメンバーと斉藤山山頂にて
 
  下山口近くのリンゴ園では、蜜の入った真っ赤なリンゴや新種の黄色に熟れたリンゴを御馳走になったり、 リンゴ狩りを楽しんだりする機会を設定してくださいました。喜びで胸がいっぱいになり、ザックは甘い香りで 大きく膨らみ、重みを増しましたが足取りも軽く、気持ちよく下山できました。 福島県連の皆様のおもてなしに心温まりました。
 無事下山し、温泉で汗を流しながらの仲間との会話は、はずみます。 すぐお隣県でもある私達は常に福島の山を楽しませて頂いています。これからも「うつくしまを登んべし」 を合言葉に、今まで以上に東北の山歩きを堪能したいと思いました。  
○交流集会 
 下山後、交流集会に臨んだ私たちは、会食をしながら各県の情報を発信したりお国自慢を披露したりして盛り上がりました。 私達は「栃木の山150」の出版の紹介と日光和楽踊りを披露しましたが、みなさんと一緒に輪になって踊れたことが何より も嬉しかったです。来年は笠を持って踊ろうとやる気満々です。  
交流集会・懇親会にて、お国自慢の盆踊りを披露する
<2日目> 
  翌日のストレッチは、女性委員会の中で「山筋ゴーゴー体操」を中心に生涯登山を目指すための筋肉つくりの普及活動 を強力に推進されておられる石田良恵氏による「インストラクターの実演を交えた山筋ゴーゴー体操の実技指導があり、 大変参考になりました。
 講演や報告では、「福島の再生」や「原発事故後の福島の山」について、身近な生活に密着したお話を伺うことができ、 とてもためになりました。福島大会に参加して、福島県勤労者山岳連盟の皆様が、日々、福島の山々に安全に登れるよう 努力していることに頭が下がる思いでした。また、自分たちに、できることは何か、一丸となって考えながら生活を続け ている姿勢、そして、自分たち仲間同士においても、おもてなしが根付いていることに感動しました。
また、主催者の理事長さんが一つ一つに心を込めて描いてくださった起き上がり小法師を見ていると、東日本大震災や 原発事故で被災されている方や東北の皆さんが、一日も早く"にっこり立ち上がって元気になれるよう"願わざるを得ません。 今年も、貴重な体験をさせて頂き、大変有難うございました。  
石田良恵氏による「山筋ゴーゴー体操」の実技指導

 最後に、帰路に南会津町田島にて行われていた「そば祭り会場」にて、1時間並んで食べた「そば」の味が忘れられません。
 
【投稿者】A間Y江、T澤E恵子


メール アイコン戻る


直線上に配置