定例山行・愛鷹山(越前岳) |
日 程 | 2011.1.30(日) | ランク | BA |
地 図 | 愛鷹山(越前岳)愛鷹山(国土地理院25000/1) | 天 候 | 晴れ |
目 的 | 冬の凛とした寒さの中で富士山の展望を楽しむ。 | ||
参加者 | CLO森M夫、SL:O澤S子 その他会員 計24名 | ||
参考コースタイム |
壬生駐車場(5:00) → 東北・東名高速道→裾野IC→ 山神社(8:15〜8:30)・・・愛鷹山荘(9:10)・・・
富士見峠 (9:15)・・・黒岳(9:30〜9:40)・・・富士見峠 (9:50)・・・富士見台 (11:40)・・・越前岳(12:05〜12:35)
・・・眺め岩(13:30)・・・十里木P(14:20)→ 大谷駐車場(18:30)
(凡例 → 車又は交通機関、 ・・・歩行)交通手段:マイクロバス | ||
投稿者 | T田R子 |
【概 要】 駐車場に集合したとき、今日の天気を案じて空を仰いでみると、星が寒空に輝いて晴天が予想された。 発車後まもなく、リーダーから歩行コースの説明、途中のトイレ休憩場所、会計などの役割分担を含めた挨拶があった。 高速道路を走っていると、早くから富士山の全容が見え、日の出とともに朝日が差して白からピンクに変わる様子を バスの中から眺めていた。東名高速を走って静岡県に入ると、富士山はより大きくより鮮明に迫ってきて、 既にもう十分満足した感があった。 山神社のある駐車場から歩き出した。思ったほど寒さは厳しくなく、まもなく上着を脱いで着衣調整した。 着実に高度を稼いで登山道を登って行くと、背後から太陽の光が低く斜めに入り、杉のスマートな幹のシルエットがゼブラ 模様にコントラストを付けていた。青い空の下、早朝の太陽の光を浴びて、気持ちよい針葉樹林帯の歩きであった。 富士見峠に出て時間的に余裕があったので黒岳まで足を伸ばした。広い山頂は雪で真っ白で、太陽の光が一杯注がれ、 ここからの富士の展望は一際すばらしかった。雲一つ無い富士山も良いが、ガスの流れがその時の富士山を躍動的に表現していた。 富士山を独り占めにしたくて、皆が富士とツーショットでカメラに収まっていた。 *写真をクリックすると大きくなります。 |
富山から来た団体の一人に「こんな処までこなくても、栃木にはもっといい山がたくさんあるでしょう」と言われた。
私たちにとって、やはり富士山を展望できる登山はすばらしいのであるが・・・ 東日本では連日乾燥注意報が出ており、降った雪は低温で溶けることなく、土と雪がミックスパウダー状で登山道は 乾燥していた。越前岳山頂の昼食は、良く陽はあたるがすこし風があって、食事中に体が冷えてきてしまった。 風と共に土ほこりが舞い、いつものように手料理バイキングを楽しむ状況ではなかったので、30分足らずで出発となった。 |
下山は北斜面を十里木に向かって雪の道を下った。安全を選んでアイゼンを付けるか、ストックを上手に使って転ばないように 注意した。途中、休息を入れながら約2時間の下りであったが、進行方向にはずっと富士山の端麗な姿が眺められた。 他ではこれほど大きな富士山を見ながら歩くことはできないと思う。さらに、今日は好天で展望に恵まれた富士山である。 |
富山の人が言っていたように、栃木の山にはアイゼンを着けて楽しめる山がたくさんある。冬山登山の訓練を積めば、
日光連山、那須連山、高原山など魅力的な山はたくさんある。しかし、栃木、茨城の私たちは、やはりこのような
富士の姿に新鮮な感動を覚えるのである。 こんな感動を会員に味わってもらいたいと、準備周到に企画して下さったリーダー、サブリーダーそして歩きの班長、 副班長の思いを感じ、また、この景観と楽しさを会の仲間と共有でき、満足度が倍増した山行であった。 |
最後にこの記録は、投稿者の他リーダー、サブリーダーの資料を基に作成いたしました。(記録:T田R子) |