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定例山行・日光白根山

日 時  2009.8.30(日) ランク   B
地 図    白根山(国土地理院25000/1) 天 候 晴れ
概 要  高山植物や山上の湖、展望など魅力あふれる日光連山の盟主に湯元から登る
参考タイム <8月30日>
大谷駐車場(4:00) → 湯元駐車場(5:35)・・・日光湯元スキー場上端(6:05)・・・外山西鞍部(7:20)・・・ 天狗平(7:50)・・・前白根山(8:20〜8:27)・・・避難小屋(8:55〜9:05)・・・白根山 (10:12〜10:20)・・・ 少し下って昼食(10:25〜10:50)・・・弥陀ケ池(11:25〜11:30)・・・五色山(12:30〜12:50)・・・ 国境平(13:10〜13:15)・・・中ツ曽根・・・白根山登山口(14:40)・・・湯元駐車場(14:50)) →入浴→大谷駐車場
(凡例 → 車又は交通機関、 ・・・歩行)
投稿者    T田R子  

  【概 要】
 湯元駐車場からビジターセンターを左に見て湯元スキー場を上がって行くとまもなく"白根山登山"の標識があった。 ゲレンデを登った行き止まりで白根沢の方向に"前白根山"の標識があり、進路を大きく左に取ると針葉樹と広葉樹が 混在しており、石ころと木の根で歩き難い急峻な登りであった。

 ガスが出て湿度が高いところに台風の影響で気温が高く、まもなく汗が目に入りメガネが汗で曇ってきた。 途中の休憩でリーダーから差し入れの甘くみずみずしい果物をいただきながら約1時間15分登ると外山西鞍部に着いた。 林を抜けて明るくなると同時に青空に変わって心地よい尾根歩きとなった。まもなくダケカンバが青空に映える 天狗平の広場に着いた。
 ダケカンバの林床にハンゴンソウの花が一面咲きそろい、黄色い毛氈を敷き詰めたような尾根歩きを続けると、 前方に白根山が始めて姿を現した。
  
                          *写真をクリックすると大きくなります。
  
湯元スキー場を登って行く ダケカンバとハンゴンソウの林を行く 白根山
 前白根山頂に着くと白根山はガスに包まれて見えなくなってしまったが、ここで集合写真を撮った。天気が良ければ 五色沼が見えるのだけれどもと言いながら、ガスが湧き流れる中、ガレ場を下り避難小屋に着いた。
 いよいよ白根山を目指す急登で、ガスの切れ目から白根山の雄姿とエメラルド色の五色沼の景観に癒されながら 登り続けた。山岳マラソンの一種で"トレルラン"の選手と次々にすれ違い、その度に道を空けたので、この急登で 息を整えるのにちょうど良かった。UHCの仲間は、これらの選手に励ましの言葉をかけながら自らを鼓舞している ようであった。特に美しい女性の選手に対し、男性陣の声援は驚くほどの元気であった。
 白根山山頂に続く登山道には、早くも秋の訪れが感じられ、トリカブトやハクサンフウロの花がたくさん咲いていた。 対側の広葉樹の山を見ると、夏の濃い緑から秋の紅葉に向けて山の景色は正にバトンタッチの季節であった。山頂手前には コマクサがまだ咲き残っていた。眼下に雲海が続く白根山頂の気温は15℃で穏やかに晴れており、山頂の標識をバックに 集合写真を撮った。
  
前白根山山頂にて 避難小屋にて トレルランの選手とすれ違った急登
白根山に向かって 白根山山頂にて 白根山と五色沼
 昼食は北のガレ場を少し降りて平らなところで摂り、弥陀ケ池を過ぎ五色山に向かった。前白根山が再び見えてきて、 先ほど歩いた尾根を確認するように眺めた。
五色山に着いたとき周りはガスの中であったが、予定時間より早いのでしばらくゆっくりしていた。すると青空が徐々に 現れ、麓にエメラルドグリーンの五色沼とどっしり大きな白根山が目前に現れた。私たちがここまで歩いてきた 前白根山〜避難小屋〜白根山〜五色山のルートをたどって展望することができた。こうして各人が思い思いに五色山 でのひとときを楽しんだ。
 五色山から国境平に向かう途中、燧ケ岳も見えた。国境平から中ツ曽根への登山道は通る人も少ない様子で、 背丈ほどの笹に覆われていた。足下が見え難く急勾配で粘土質のため滑りやすかった。雨水で深く削り取られ切れ込んだ 登山道を約1時間歩き、更に湯元温泉に向かって30分歩行を続けると、往路とは別コースの"白根山登山口"の標識に着いた。
五色山山頂にて 五色山のひととき 中ツ曽根の笹道
 到着前に少し小雨にあったが、湯元から白根山周遊の私たちの歩きは、雨雲の上を歩いていたようで、おおむね晴れの中、 白根山の雄姿と山上の湖が、時々白いガスのベールに包まれ「夏の夜の夢」のような素敵な歩きであった。 予報に反した今日の天気は、リーダー、サブリーダー、参加者の思いが天に通じてすばらしい歩きとなった。    

 最後にこの記録の写真は、投稿者の他N科Y二氏から多数提供を受け作成した。

 
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