直線上に配置

定例山行・笠ヶ岳(尾瀬)

日 時  2009.7.12(土) ランク   BA
地 図    笠ヶ岳(尾瀬)(国土地理院25000/1) 天 候 曇り
概 要  咲き乱れる高山植物、定評ある展望、静かな笠ケ岳の山行を楽しむ
参加者    CL:S木M彦、SL:T田R子 その他UHC会員 計29名  
参考タイム <7月12日>
大谷P(5:00) →戸倉駐車場(7:50〜8:05)→鳩待峠登山口(8:20〜8:30)・・オヤマ沢田代(10:05)・・ 悪沢岳・・・笠ケ岳(昼食(12:10〜12:45)・・・・・悪沢岳・・・オヤマ沢田代(14:50)・・ 鳩待峠登山口(16:10) →  戸倉駐車場 → 大谷P(19:18)

      ※(凡例 → 車又は交通機関、 ・・・歩行)
投稿者    S木M彦、K柄Y子、S崎K司、T田R子  

  【概 要】
 この時期の笠ケ岳は、たくさんの高山植物が花開き、また、登山道や山頂からの展望もよく非常に魅力的な山行であった。 その割に尾瀬ヶ原や至仏山ほど知られていないので、静かな山歩きを楽しめた。
 難点としては、登山道はぬかるみが多く、おまけに滑りやすい蛇紋岩が多いので常に足下に注意が必要であった。
 今回の参加者は29名で、約半数の人は笠ケ岳登山が初めてで、2008年以降に入会した人が11名であった。 鳩待峠(標高1,600m)〜笠ケ岳(2,058m)の歩行距離は往復12.6Kmで、途中に悪沢岳、小笠のアップダウンを繰り返すので、 累積標高は約640mであった。歩行時間は往路3時間45分、復路3時間25分で、予定時間を少々上回ってしまった。
 歩きにくい足下を注意しながらの長距離歩きであったので、新しい入会者にとっては少し辛かったと思うが、 たくさんの高山植物に出会えて、花に和まされたことと思う。
 歩き始めてまもなくポツポツ雨が落ちてきたが、案じていたほど長く降らず、天気予報に反して午後になるほど 空は明るくなって、展望もまずまずであった。
 登山道や山頂からは、燧ケ岳、至仏山、小至仏山、上州武尊山、笠ケ岳、小笠の展望が比較的良かったが、 曇りのため写真にすると思ったほど写りは良くなかった。人間の目のすばらしさに改めて感心した。
  
                          *写真をクリックすると大きくなります。
   鳩待峠〜オヤマ沢田代
鳩待峠を出発して2Km地点 ベニサラサドウダン シナノキンバイ
   オヤマ沢田代〜悪沢岳〜小笠〜笠ケ岳
ハクサンコザクラ マイズルソウ ツマトリソウ
前方に笠ケ岳、その手前に小笠  悪沢岳の長い下り タテヤマリンドウ
ゴゼンタチバナ ヒメシャクナゲ 笠ケ岳に向かって歩行
振り返ると至仏山と小至仏山 チングルマの群落 ハクサンイチゲ
ヨツバシオガマ ミヤマアズマギク イワイチョウ
コバイケイソウ ホソバシュロソウ ミヤマウスユキソウ
タカネシオガマ イワシモツケ タカネバラ
タカネナデシコ  コメツツジ イブキジャコウソウ
ミヤマムラサキ キンロバイ カトウハコベ

2,058mの山頂に立って(1班)

笠ケ岳山頂にて(2班)
   笠ケ岳〜鳩待峠
下山開始  ホソバヒナウスユキソウ 帰路、笠ケ岳の麓を歩行
ハクサンチドリ ヒロハユキザサ 振り返って笠ケ岳、小笠を望む
振り返って右に笠ケ岳、奥に上州武尊山 アカモノ 悪沢岳に戻る途中の歩行
小湿原に戻って 小湿原のワタスゲ あと1.5Kmで鳩待峠に戻る
 多人数なので2班編成で歩き、参加者の中から副班長の協力を得て、お陰様で無事登山ができた。 「天気にも恵まれ、多くの参加者の無事の登山とたくさんの花を楽しんでもらえて嬉しい思いです。」と リーダーの言葉があった。つづいて今日の山行の副班長、会計係および皆さんに対するお礼の挨拶があり、 まもなく予定時間内に大谷駐車場に到着した。
最後に、安全登山とバスの関係で、参加者を制限させていただいたことをお詫びいたします。    

 この記録は、投稿者の資料、写真を基に作成した。 作成:T田R子

参考文献:佐竹義輔他,フィールド版日本野生植物 草本,(株)平凡社,2007
 
メール アイコン戻る


直線上に配置