自主山行・米 レーニア山、セントヘレンズ山トレッキング |
日 時 | 2009.7.9〜7.22 | 天 候 | 快晴(一日は霧雨) |
目的 | ○US北西部の山と自然を訪ねる | ||
参加者 | M田I(CL)、O木K一、O野T司(UHC3名:栃木労山) Y田I(アウトドア@ワールド) I雪M男(SL)、K桐S考(あゆむ山の会2名:埼玉岳連) 総勢 6名 | ||
概要 |
大型キャンピングカーをベース基地にUS北西域(カスケード山脈、ワシントン州)の
山々を登る。 主なものは、 ○セントヘレンズ山:約30年前に大爆発し、全世界を驚かせた活火山(日帰り) ○レーニア山:カスケード山脈の最高峰で、米本土で最大の氷河の山(テント2泊3日) その前後に高度順化や休養を兼ね周辺山麓の高原や山、湖沼を訪ねた |
テーブルマウンテン1740m(ウォームアップ) US到着翌日、私たちは時差ボケの解消を兼ねてベーカー山(3282m)麓の景勝地ヘーザー・メドウから眼前に聳えるテーブルマウンテンに登る。 ビジターセンター(1300m)迄の道路は除雪してあるが、その先がまだ堅い深雪なのは緯度が高い為であろう(北海道の北、樺太に相当) 堅目の雪はアイゼン歩行に心地良く、雪山の感触を甦らせ、気持ちよい汗を流す。 |
セントへレンズ山2550m 1980年5月に大爆発を起こし、2950mあった山頂部が400mも吹き飛んだ山。 鋭い岩肌の火口(クレーター) 壁は北に開いた蹄鉄型をなし、その直径は1.5kmにもなる。 クレーター内は今も噴煙をあげ、中央火口丘(ドーム)は 成長し続ける「特異な」活火山である。 日本では当然入山禁止であろうが、そこは自己責任のお国柄。 入山許可(百名/日まで)が取れれば南側から 山頂(クレーター壁上)への登頂ルートが利用できる。 |
レーニア山 4392m シアトルから見える白く大きな独立峰で、日系人は「タコマ富士」の愛称で呼んでいる。 麓の登山基地パラダイスは年間積雪量28.5mの世界記録をもつだけあって、米国本土では最も 大規模な氷河に覆われた山である。 通常、この山に登頂するには「ガイドとの雪山訓練2日」+「ガイド登山」で一週間は必要とのこと。 私達はこれまでの経験・技術を基に、必要な雪山装備とテント・食料などを担い、地図・コンパスを頼りに登頂を目指す(登頂班4名、キャンプミュア迄2名)。 |
キャンプミュアには20名ほど泊まれる無人小屋がある。 私たちが小屋を覗くと、丁度4人分の 空スペースがある、「ラッキーだ!」 私たちは小屋にシュラフを敷いて寝床を確保する。 小屋は頑丈な石造りで機密性が良いため、夜の凍りつく寒さでも小屋内は温か。 日本の無人小屋では見かけない「人数分のザック置き場」と「炊事用の棚」が備えてあった。 レーニア山頂へはクレバスを遠巻きに避け、延々と氷河登行が続くので、全員アンザイレンで慎重に行動する。 16日13時15分レーニア山登頂。 青空の下360度の素晴らしい展望を楽しむ。 |
イーグルピーク1820m(クールダウン) レーニア登山の予備日を利用して麓のイーグルピークをトレッキング。 美しい自然の花園を歩き、 昨日まで居た秀麗なレーニア山をこの地からゆっくり眺める。 |
US北西域の山で出会った花々 |
RVパークにて |