定例山行記録 鬼怒沼
< 期 日> 平成20年8月3日(日) 晴れ
<目 的> 日本一の高層湿原(2039m)で鬼怒川源流の湿原を歩く
<参加者> CLF田A人・SLO澤S子
O木K一・O橋Y重子・A川K子・W辺A・S谷A・T橋H子・K口倭子
<車提供> 2台(藤田・渡辺 )
<コースタイム>
大谷出発5:30⇒ 鬼怒川温泉⇒夫婦淵温泉(7:15着・7:35出発)・・・八丁の湯(8:55着・9:05発)
・・・加仁湯・・・日光沢温泉9:30・・・丸沼分岐・・・オロオソロシの滝展望台10:20
・・・鬼怒沼12:10着(昼食・散策)12:45出発・・・日光沢温泉15:00・・・夫婦淵温泉16:45⇒
(途中入浴18:00)⇒鬼怒川温泉⇒大谷帰着19:20(解散)
<記録>
予定通り5時半、大谷駐車場を車2台に分乗し出発する。途中小雨がフロントガラスをすこし濡らしたが、夫婦淵温泉(1120m)到着の頃にはまぶしい朝日が射し、それぞれ日焼け止め対策を入念に行う。改めて自己紹介をしあい、軽くストレッチをして藤田リーダーを先頭に出発する。
崩落・落石のため従来の遊歩道(黒沢林道)ではなく、夫婦淵橋を渡ってまだペンキの香りがしそうな新しい(急勾配)階段からのスタートとなった。(2008年6月版の案内図は新しいコースになっている) 一つ山を登ってまた階段を下って鬼怒川の河原に降り、これも新しく立派な「鬼怒の中将・乙姫橋」を渡って、やっと従来の遊歩道と合流する。歩き始めから汗びっしょり・・・。途中の水場でのどを潤し、渓流沿いのなだらかな遊歩道を約1時間20分、山の話、趣味の話、道端に咲くの花の話などなど会話を楽しみながら、八丁の湯(1304m)へ到着する。八丁の湯では、大きな年老いた犬が今なお健(犬)康で迎えてくれる。(メタボで大きいけど名前はちび)一休み後、立派な奥鬼怒川橋をみあげながら、加仁湯へ(1320m)。思いがけなく、河原には、屋根はないが立派な太い四本の柱と土俵が設けられ、「春日野部屋相撲合宿所」の立派な看板にびっくりする。合宿は何時ごろかなと、ミーハーな思いを抱きつつ、日光沢温泉(1340mへ。温泉の建物の中の通路をくぐって、いざ鬼怒沼へむけて出発となる。
いよいよこれからが本番。登り一方の山道が続く。正直「鬼怒沼」がこんなに急登が続くとは思わなかった私は、「もうすぐゆるやかになるから」の言葉を頼りに、リーダーの後ろ姿に「休憩・休憩」と呼びかけながら「よいしょ」の掛け声で登って行った。(これが不思議に心の呼びかけは届くもので、いい具合に休憩が入るので助かった。いや、正しくはリーダーの参加者への配慮が行き届いていたというべきだ。)
途中、オロオソロシの滝展望台で一息つきながら登ること2時間半、「鬼怒沼まで0.4k」の看板に「あと400mのグランド一周」と言い合いながら歩くが、誰かが「栗山の400mグランドは、大きいんだよ」と言った言葉通り、残りの400mが長くて長くて、やっと目前の樹木が開けて鬼怒沼(2030m)を目にしたときには思わず「着いたぁ!!」と大きな歓声があちこちで上がった。真っ白なワタスゲが一面に風に揺れ、サワラン、チングルマ、モウセンゴケ、タテヤマリンドウ、キンコウカなどなどが、私たちを出迎えてくれた。心地よい風と青い空、池塘に映る、流れる雲や鬼怒沼山、こんな素晴らしいロケーションの中で、長いベンチに座ってゆっくりと昼食をとる。
<ベンチに一列に座って、ぜいたくな景色の中での昼食>
昼食後、鬼怒沼を自然観察しながら一周し、遠く燧ヶ岳、白根山を確認する。見る方向が違うと見知った山も、また別の山の様に見えるから面白い。帰りはピストンで、「こんなに急な道を登ったの」と改めて急登を実感しながら、日光沢温泉のおいしい水を土産に全員無事夫婦淵温泉へと帰ってきた。予定時間を過ぎていたが途中温泉で汗を流し、心身ともにさっぱりして帰路に就いた。
< K口 S子記 >