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自主山行・米グランドキャニオン、ロッキーマウンテン国立公園トレッキング

日 時 2008.6.25〜7.9 天 候  快晴
目的  ○グランドキャニオン、ロッキーマウンテン国立公園などのトレイル(登山道)を歩き、
  美しい自然と触れ合う
 ○グランドキャニオン横断とロングスピーク(4345m)登頂。
参加者  M田I(CL)、O木K一、O野T司、A川K子、Y野T、I英S、S藤K美、(以上、UHC)
 他クラブより 5名  総勢 12名  
概要  大型キャンピングカー2台をベース基地にUS国立公園のトレイル(登山道)を歩いてきた 主なものは、○グランドキャニオン横断(テント2泊3日)、
      ○ロングスピーク登頂(テント1泊2日)、
      ○ザイオン国立公園のエンジェルス・ランディング峰登山など  
グランドキャニオン横断
 グランドキャニオンはアリゾナ州北西部に位置し、長期間コロラド川の浸食により造られた。 長さは約450km、 幅は平均約16km、深さ約1.6kmと大きいため「大峡谷」と呼ばれている。 そのノースリム(北崖)からサウスリム(南崖) までの約40kmをテント2泊で横断する。  
 6月28日午前3時50分、標高約2500mのノースリムを出発。 満天の星の下、ヘッドランプの明かりを頼りに、 急峻な崖に造られたノースカイバブトレイルのつづら折を下りていく。 暫くすると空が白みだし、私たちは赤茶けた大岩壁にスッポリと覆われていることを知る。
 道は谷筋の急斜面に造られ、谷底へコロラド川へと延々と続いている。 周囲の岩壁に朝陽が当たりだすと、 数百mもある垂直壁群が光輝き幾重にも連なる、グランドキャニオン独特の壮大な光景を目の当たりにする。  私達は思わず感嘆の声を上げてしまう。 
  *写真をクリックすると大きくなります。
ノースリムからのグランドキャニオン全景
グランドキャニオンを背景に全員で記念撮影 ノースリム登山口にて ヘッドランプを点けてスタート
サウスリムからグランドキャニオン全景 *写真をクリックすると大きくなります。
朝焼けの岩壁
トレイルからの眺め
延々と続くトレイル 急峻な岩壁に造られた道が続く 岩壁を削った道
谷底に架かる橋を渡る


赤茶けた岩石の道が延々と続く、乾燥している為に木や草は少ない 岩をくりぬいたSupaiトンネル

時々休憩・・・・、景色を楽しんだり、皆で写真を撮ったり
coconino展望所にて *写真をクリックすると大きくなります。
谷底のCaves橋にて
プラトーポイントの眺め
 暑い!熱い! この時期の大峡谷内は「酷暑」、歩くには「最も厳しい時期」だ。  真上から強烈な陽光を浴び続けていると、体温が上がり身体はだるく、頭がボーッとしてくる。

 熱射病の症状だ! 私達はクリーク(小川)に飛び込んで体を冷やしながら、今日の野営地のブライトエンジェルを目指す。 今日の野営地のキャンプ場着17時20分。この日キャンプ場近くのファントムランチにある温度計は52℃を指していた。
日陰を探して
背中を冷やす
日陰で一息
ベンチでグッタリ
頭から冷やす 52℃を指していたGキャニオン温度計
クリークにて@ クリークにてA クリークにてB  29日6時出発。コロラド川に架かるシルバーブリッジ(標高750m)を渡りブライトエンジェルトレイルに入る。  今日も暑い!今日の野営地インデアンガーデンは遠くないので道沿いのクリークでたっぷりと水につかる。 全身ずぶ濡れになっても20分ほどで服は乾いてしまう。日本では経験したことのない「超高温・超乾燥」の世界である。
コロラド川 コロラド川に架かる橋にて シルバーブリッジ  インデアンガーデン着14時40分。 ここからプラトウポイントまで高原の中の見晴らしの良いトレイルを往復する。 プラトウポイントはコロラド川や峡谷を広く見渡せる絶景ポイントである。
ブライトエンジェルキャンプ場に小型テント(1〜2人用)を幾つも張る     雨の心配は無いが暑さが大問題  ファントムランチの郵便ポスト

サウスリム
 30日4時出発、徐々に傾斜を増しサウスリムの斜面を登っていく。3マイルと1.5マイルにある休憩所にはトイレや 水があり大助かりだ。 2班に分かれて歩いて来た私達は1.5マイル休憩所で全員が合流、互いの健闘を称え合い喜びの握手! 10時にはサウスリムのトレイルヘッド(登山口)標高約2100mに登り着いた。
3マイルポイント 1.5MLポイント
ブライトエンジェル登山口
ブライトエンジェルロッジ
 この3日間は暑さとの戦いだったが、グランドキャニオンの岩壁の巨大さ凄さは正に異次元で、この中をたっぷり歩いて遥か 対崖のサウスリムに立てた時の達成感・満足感は格別だった。

エンジェルス・ランディング登山

 グランドキャニオンの北にはザイオン国立公園がある。私達はここにあるエンジェルス・ランディング峰 「天使の舞い降りる所」に登る。
エンジェルス・ランディング
トレイルを行く
ザイオン岩峰       歩程約二時間で稜線へ飛び出すと急に視界が開ける。  左右に切り立つ崖の下にザイオン峡谷の森や川が美しく広がり、まるで箱庭のようである。  前方は赤味がかったヤセ岩稜が鋭く山頂へと続いている。 足を踏み外すと谷底に落ちてしまう!  私達は慎重に一歩一歩進んで行く。 
最後の登り ザイオン頂上からの眺め
ザイオン頂上にて
 12時5分エンジェルス・ランディング山頂に到着。ここでゆっくり食事を摂り、展望を楽しむ。 まさに絶景だ! ザイオン峡谷が眼下に広がっている。遠くには美しい峰々が輝いている。

ロングスピーク登頂
    ロッキーマウンテン国立公園は面積1076kuで、標高4000mを超す山が19座、3000mを超える山は114座もあるという。  公園内の最高峰がロングスピーク4345mである。  4日、ロングスピーク登頂班は2時10分新月で真っ暗な中、ヘッドランプの明りを頼りにバテルマウンテンキャンプ場を出発。 広大な谷斜面の底から南の稜線(Mills Moraine)へと登っていく・・・。 東の空が輝きを増すと、広大な岩肌に咲いている可憐な花々が見えてくる。 周囲の山々が少しずつ美しく輝いていくと 「今私達はロッキーの山を登っている!」との実感が込み上げてくる。
ロングスピーク バテルマウンテンへ
皆で夕食
 
キーホール キーホールにて
キーホール脇の避難小屋
   キーホールはロングスピークとストームピークとの稜線にできた奇妙な切り通しである。 キーホール脇には1925年1月嵐によって非業の死を遂げた2名のクライマーの冥福を祈り建てられた避難小屋があるが、小屋の中は雪が埋まっていた。
スラブ ナローズ(もうすぐ山頂)
ロングスピーク山頂
   8時50分ロングスピーク山頂に到着。 メンバー全員で登頂の喜びを分かち合った。 キーホール登山班は朝4時頃キャンプ場を出発。咲き競う花々や美しい景色を楽しみながら、 ゆっくりとキーホールまで登り、キャンプ場に戻った。

ベアーレイク周辺
    ロッキーマウンテン国立公園を代表する美しい景観のベアーレイク周辺を歩く
ベアー湖入口 エメラルドレイクを目指して
歩く
ニンフ(妖精)レイク 




ドリームレイク      エメラルド湖と山々 ロッキーマウンテンで出会った花々

キャンピングカーとRVパーク
  
キャンピングカー2台 広いRVパーク
RVパーク内のプール
涼しい車外で懇親会
暗くなるまで飲んだり、食べたり、話したり楽しい歓談 スーパーマーケットでの買出し
車への搬入(買出し品) 運転M田 運転O木
フィナーレ
楽しかった今回のトレッキングに感謝して皆で「ハイ、ポーズ!」


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