調査山行 『鳥海山・月山・高畑山』

今年のGWの調査山行は山菜を求めて、残雪の鳥海山・月山と高畑山に行ってきました。


☆5月2日(金) 天気:晴れ。
仕事終了後、新しく開通した真岡ICを使って壬生に向かった。思ったより早く、6時位に到着。これらなら、仕事終了後の集合でも楽に行けると感じた。全員が仕事の終了後のため、若干、遅れた人もいたが、漸く揃ったので、今日の宿泊地の寒河江SAに明日から天気を祈念しつつ出発。壬生ICから北関東道〜東北道〜山形道と乗り継ぎ、寒河江SAには、11時ちょっと前に到着。みんなでテントを準備し、軽い冗談等をつまみに酒を飲み道中の疲れを癒し、夜食を食べ、明日の好天を祈念しつつ就寝となった。

☆5月3日(土) 天気晴れ。1/25000の地図=鳥海山・小砂川
寒河江で目を覚ますとこれが五月晴れと感動するような晴天だった。早速、テント撤収して今日の目的地の鳥海山に向けて出発。今日は酒田みなとICまで山形道を乗り、そこから秋田県へ入り、登山口の矢島(祓川(はらいがわ))登山口までのドライビングコースから始まった。途中、雪のため道路閉鎖のところもあったため、大夫、大廻りして登山口を目指すこととなった。道路地図で現在地確認をしながら、登山口目指した。これも調査山行の楽しみの一つだ。我々の調査山行の場合、登山口まで到着できれば、山行の50%は達成だ。そんなわけで、林道に入り、左右にミズバショウの群生地を発見したり、林道脇のフキノトウを尻目に車を走らすと祓川登山口に予定よりも少し起れて到着した。今日は天気は快晴でしかも初夏を思わせるほどの温度で熱〜い。山スキーヤーが重そうに山頂を目指しているのが見える。さあ、準備を整えて、これから気温のせいで食料が悪くならないように雪の中に埋めて(帰ってみると雪が解けてしまっていたが)出発。登山口から七高山へは直登だ。途中、近所(この辺の人)の人たちと会い、話をしながら山頂を目指したが、休憩のとき、親切な人たちでイチゴを頂くことができた。「あ〜うめえ〜。」その人たちと抜きつ抜かれつを繰り返したが、我々のほうが早く、七高山に到着した。我々は、七高山からは尻セーどを楽しみながら、祓川登山口に戻った。登山口で記念の写真を撮ろうとすると、「撮りましょうか?」っと言ってくれた人が、なんとなく栃木なまりと思いきや、鹿沼の人だった。「日本は狭いねえ〜」今日は鳥海山で滑って、明日は月山で滑る予定の山スキーヤーだった。登山口に到着後は、いつものように山菜ハンティング、ハンティング終了後は汗のいっぱい付いた体の洗濯を「あぽん西浜」でして、酒田みなとICから月山道の駅を目指した。月山道の駅では、おいしい食事と軽い宴会(今日も)を楽しんで、就寝となった。道の駅って、トイレは清潔だし、水は使い放題、しかも宿泊代は無料、有りがたい。以上、今日は終了。さて、明日は・・・・・?

鳥海山へ登るまでの模様です。山菜の宝庫?
いよいよ鳥海山山頂に着きました。 鳥海山とミズバショウ

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☆5月4日(日) 天気:晴れ。1/25000の地図=月山
目が覚めると当然の事ながら、朝であった今日も天気は良好だ。道の駅で朝食を取り、急いで準備をして、本日の予定の月山に向けて出発。月山へは1本道を早く曲がってしまったため、別のルートから月山姥沢登山口に到着。ここで、登山モードに切り替えて出発。リフト地点まで歩いて行き、リフトで途中まで楽チンハイクを楽しむ。リフト下車後は姥ヶ岳頂上を目指して直登。息が荒くなりながら、上を目指す。月山も昨日の鳥海山と同じで山スキーをやる人達が沢山いた。上に行くにつれて風が強くなってきて、吹き飛ばされそうになる。頂上に着くと、少しの休憩をとり、月山頂上を目指す。2日連続で残雪のしかも百名山完登だ。だが、天気は良いが風が強くなるばかり。あと、そこの登りを超えれば山頂のところまで行くことはできたが、ますます強くなってくる風のため、撤退だ。止むを得ない、山の鉄則「決断は早く、行動は慎重に!」だ。強風のため、そこで引き返すことになった。途中、風の当らないところ探して、昼食のほっかほっかラーメンを食べた。帰りは、折角だから地図とコンパスを出してルートファインディングをしながら、別の尾根から下ることにした。ブナ林に入り、尻セードやグリセードなどをしながら下りてきた。ブナ林を抜けるとリフト乗り場脇の坂道を登り、駐車場に無事到着した。風が強くピークには着けなかったが、青空と残雪とブナ林が素晴らしかった1日だった。さあ、今度はたくさん取った山菜を持って、会津お蔵入りの里を目指して、道順は道の駅さがえから、高速に乗らず、米沢、会津若松の経由しての南下の開始だ。当然の事ながら、山菜(たらの芽)を発見すると採って、コンビ二でてんぷら粉、地酒、地BEERなどを買い求めて、お蔵入りの里の到着。お風呂に入って山菜パーティーの開始、2日間の反省をしたり、冗談を言いながら、お酒も十分飲んだし、2日酔いにならなければ良いなあっと、翌朝まで熟睡だった。寝たのは1時頃?だっけ。

天気が良かったが風が強かった月山。ヒュールリ〜、ヒュールリラー♪
会津お蔵の里での調理風景と山菜の料理です。

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☆5月5日(日) 天気:晴れ。1/25000の地図=内川
目が覚めるとやっぱり頭が痛く、フラフラする。今日は残雪の中、高畑山を目指す。酒の匂いを吐きながら、高畑スキー場に車で到着。何?雪が残ってないぞ〜!雪が無くても高畑山を目指そう!雪のない残雪の山を目指して歩いて行くと思わぬものと出会う。最初はしらきの芽、その後は、たらの芽のオンパレードだった。藪漕ぎをして高畑山の頂上を目指したが、興味は山菜狩りへ移ってしまったが、目的は調査山行なのでスキー場から高畑山へのルートとなる尾根だけは探しておいた。来年の定例山行に入るかも?下山後は入浴し、塩原経由で渋滞のため矢板から高速に乗り、大谷に到着。残雪の月山への登頂は無理だったが、3日間とも天気も好く、たくさんの山菜が食べられた素晴らしい山行であった。みなさん、お疲れ様でした。これからも皆で力を合わせて、調査山行をしましょう。

残雪の会津と高畠山の自然の送りものとそれを狙う主婦です。

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Last Update :08/08/02
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