調査山行 丹後山〜中ノ岳
山 名 | 丹後山〜中ノ岳 | |
期 間 | 19年10月7日〜8日 | |
地 図 | 兎岳(1/25000) | |
目 的 | 越後の避難小屋に泊まる | |
概 要 | 中ノ岳は越後駒ケ岳、八海山と共に越後三山と呼ばれ、その最高峰で最奥に位置します。利根川の水源の尾根をたどる丹後岳・兎岳・中ノ岳と周回するコースです。水場が無いので一泊に必要な水を持参。 | |
コース | (10/7)・晴れ・壬生
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (10/8)・雨・丹後山避難小屋 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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参加者 | A間Y江(CL)
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10月7日(日)
壬生に5時集合。今回の参加者3名で伊勢崎IC経由にて、関越の六日町ICに向かう。その後は登山の出発地点である
十字峡登山センターへ車を飛ばす。思いのほか、早く到着した。それにしても天気は最高だ。しかし、天気予報では
明日は雨らしい。「丹後山の避難小屋まで登れば明日は、今日ほど登らず雨が降っても下るのみだ。」明日の下山を
考えて登山センターの近くの駐車場に車を止めて、登山の準備にかかる。ここの側を流れる川、
三国川(さぐりがわと読む)の脇の林道を登山口まで、落石等に注意しながら歩いて行く、いくつもの滝が現れ、
始まったばかりの紅葉を堪能していると橋に到着。この橋が栃の木橋だ。いよいよ丹後山登山口に到着だ。
登山届をポストに入れて出発。登山口に入り始めるといきなり急登の始まり。この急登が結構続く、杁差を思い出して
しまうような急登の連続。やっと、2合目辺りでチラッと中ノ岳〜日向山の稜線が見えた。その後また林の中の急登が
続くと一人の人と出会う。昨日、我々とは逆の方向から中ノ岳を登って、丹後山避難小屋に泊まっての下山とのこと。
「明日は、雨で急なところを下るので気をつけてください。」励ましの言葉を貰った。「えっ〜、今日こんなにいい
天気なのに明日雨?」などと思いながら歩いてゆくとやっと熊笹の尾根に到着。天気も良いので、紅葉が始まった
ばかりの兎岳の稜線が素晴らしい。もう直ぐで、避難小屋だ。避難小屋と苗場山への分岐に到着する。
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やっとの思いで避難小屋に到着。天気が素晴らしいので、予定時間よりも早く到着してしまった。大変素晴らしい場所に立つ避難小屋であるが、近くに水場がないのが残念である。水場方面の道標があるが、後から小屋に入ってきた人によると枯れていたらしい。最悪の場合は入口前に貯めてある雨水に頼らなくてはならないので、自分の水は自分で用意しよう。昔聞いた言葉、「水は高いほうから低いほうへ流れて、お金は低いほうから高いほうへ流れる。」とのことです。そんな訳で早く着いたので、今晩の寝床を確保する。「このまま誰も来なければ良いが・・・・?」2階に寝床を確保しようと思ったが、ここのハシゴは若干オーバーハング気味。夜中に目を覚ましてここを降りると少々危険なので1階を確保した。時間があるので・・・。しばし散策。
日も暮れてきたので、豪華な食事の準備をしていると6人程のグループをはじめとして我々を除いて10人程が到着した。食事後、一旦、眠ったが6人グループの話し声で目が覚める。その後、風の音や雨の音で何回も目が覚め、最後に目が覚めても、やはり、天気予報どおり雨だったあ〜。4時半に起床し、食事をして出発だ。出発するときは、雨は小降りになった。
あれが中ノ岳方面か? | 赤く色づき始めました。 | 今まで歩いて来た稜線です。 | やっと森林限界に出ました。 | ここを上がれば避難小屋。 |
綺麗な避難小屋です。 | ここが丹後山の頂上です。 | 明日登る中ノ岳方面。 | 丹後山近辺を散策 | 赤くなったナナカマドの実 |
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10月8日(月)
5時40分、雨具を着ると暑くなるので1枚脱いで、雨山行の準備をする。昨日、2・3回登頂(時間があったので行ったり着たりした)?した丹後山に今日も登った。これで今年一番多く登った山になるだろう。丹後山からは時折、雲の切れ目から、紅葉が始まったばかりの平が岳への稜線や兎岳から荒沢岳への稜線が綺麗に見える。最初、雨は小雨程度だったが、いよいよ本格的に降り始めてきた。
大水上山に到着した。山頂からちょっと歩いたところに利根川の最初の一滴が流れる水源の石碑があった?残雪でもあればここから利根川に向かって、最初の一滴が流れ出しているのだろうが、この時期、特に今日は雨水が浸み込んでいるだけだ。大水上山を過ぎるとまた雨が強くなってきた。急登を登ると兎岳に到着。兎岳を降り始めると色づき始めた紅葉が雨で光ってなかなか素晴らしい。また、この辺りから所々岩の登山道が現れ始めた。
兎岳を下ると今度こそ、今日最後の急登だ。途中、休憩や行動食を取りながら急登を進むと十字峡と中ノ岳と丹後山への分岐である段ノ段に到着。ここにザックをデポして中ノ岳を目指す。約20分位で中ノ岳の山頂に到着。中ノ岳からは兎岳方面や昨日登った稜線が色付き始めているのが見えた。天気が良ければ、もっともっと素晴らしいことだろう。
そして中ノ岳から分岐に到着。今度は十字峡の登山口に向けて下山する。雨に濡れた急な登山道やクサリ場等もあったが、十分注意しながら、また、きのこを探しながら、ひたすら下ると十字峡登山センターに到着した。ここで、雨に濡れた服を着替えさせてもらって、さぐり温泉健康館で入浴し、六日町ICから壬生に帰ってきた。途中、関越トンネルを境として新潟方面は雨、群馬方面は素晴らしい天気に驚かされたと同時にがっかりもした。日本も結構広いものだ。山終了後の次の日、足が筋肉痛となった。クラブの部会のとき、同行者に尋ねると、やはり筋肉痛とのこと、私だけが筋肉痛でなかったのでほっとした(雨で登山道が滑るので、気を使ったので筋肉痛となったのではと思う)。みなさん、お疲れさまでした。美味い食事を戴きましてご馳走さまでした。来年は荒沢岳にいぐべえかあ〜?
兎岳方面へ向かうところ | あの稜線が荒沢岳へ・・ | 段の段へ到着(現在地確認) | やっと、中ノ岳に到着です。 | 中ノ岳山頂にて |
中ノ岳からの兎岳方面 | 中ノ岳の鳥居です。 | 向うに見えるのが日向山です。 | 草紅葉も綺麗ですね。 | ガスが掛かった中ノ岳方面。 |
Last Update :07/10/31
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