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定例山行・立山三山

日 時  2007.9.1〜2(土〜日)
山 域  立山 地 図    1/2.5万地形図・立山(国土地理院)
集合場所  壬生 4時00分 天 候 1日目:曇時々晴 2日目:曇強風一時雨
概 要  雨だけは降らないでとの願いながらの出発。 ロープウェイでは素晴らしい後立山連峰に感嘆の声。ツメクサ、ウサギギク等を愛でながら登山。 午後は霧も出始め展望は今ひとつ。カールには分厚い雪渓。翌日霧の中別山登頂へ。下山中降雨、 時折突風、肌を刺す雨にビク。雷鳥に出会えたラッキーな人もいました。
参加者 Y岡M徳(CL) W辺M代(SL)
 E藤S男 S月女K子 T田T子 Y口E子 S木H樹 I藤T Y岡M子 M岡K子 S田M雄
 T橋H子 O野田B明 K野K博 I貝E一 (計15名)  
参考タイム <9/1>
壬生(4:00)⇒伊勢崎IC(5:30 )⇒豊科IC(7:35)⇒扇沢P(8:30)⇒室堂(11:00)・・・
浄土山(12:45〜13:00)・・・一の越(14:10)・・・雄山(15:20)・・・大汝山(15:40)・・・ 真砂岳(16:30)・・・内蔵助山荘(16:50)

<9/2>
内蔵助山荘(6:15)・・・別山(7:30)・・・剣御前小舎(8:00)・・・雷鳥平(9:45)・・・ 室堂(10:50)⇒扇沢(13:30)⇒薬師の湯(14:00 14:40)⇒東部湯ノ丸IC(16:40)⇒伊勢崎(18:30)⇒壬生(21:50)
      ※⇒車、ロープウエイなどで移動 ・・・歩行  


 車3台に分乗し壬生を出発。扇沢の駐車場で登山の準備をして、トロリーバスで黒部ダムへ行き、 アーチ型ダムの堰堤部を左岸に渡り、地下ケーブルカーで黒部平へ、ここよりロープウェイに 乗り換え大観峰に着く、曇っているが大観峰から鹿島槍・赤沢岳針ノ木岳等 の後立山連峰が 見渡せた感嘆の声。
 更にトロリーバスに乗り継いで、室堂ターミナルについた。この辺までは圧倒的に観光客が多い。
良く整備された歩道を歩き、一ノ越の分岐から予定通り浄土山へのルートを選択する。浄土山はガス が垂れこんでいる。登山道脇の高山植物を見ながらスローペースで、3度の休憩を取りながら高度を 上げていく。展望台分岐から、展望台に寄らないで、浄土山への岩場の急登を喘ぎながら登り、 山頂の平らな広場で車座になって昼食を食べる。

*写真をクリックすると大きくなります。
 

これから登る浄土山
いよいよスタート 休憩&脱ぎタイム かなりの急登 浄土山山頂にて大休止

  昼食後に歩き始めて間もなく、女性の人の足がツッテしまい。マッサージ・サプリメント・ 水分補給・膝当て等の救急処置を行ったが、なかなか直らず、何とか歩けるとのことなので歩き始めたら、 もう一方の足がツッテしまった。本人からこれ以上は無理なので、鞍部の「一の越山荘」に泊り ますとの雄山登頂断念の申し出があり。とりあえず、今夜はそこに1人で泊まってもらうことになった。 そして、パーティを二つに分け、本隊は日の暮れない前に、「内蔵助山荘」に向け先に進んでもらう こととした。
3名が付き添いで残って、本人の回復を待った。サプリメントと水分補給が徐々に効いてきたのか、 徐々に下山することが出来るようになった。 その後も休み休み、「一の越山荘」まで下山させ、宿に残して本隊の後を追うことにした。 暗くならない前に、雄山を越えたいので、雄山への花崗岩くずれの急登を、ピッチを上げて登った。 雄山神社でお札をもらい山頂に参拝した。ここまで来れば暗くならない内に宿に着けそうであるので、 通常のペースに戻した。 大汝山は花崗岩を尖塔状に積み上げたような山で道脇には休憩所がある。富士ノ折立は山頂に登らす 巻道を通る、降りにかかる所で、前方の真砂岳に本隊の人陰が微かに見えたので、 リーダーが大声でこちらの位置を知らせた。返答があった。 内蔵助カールには雄大な大雪渓が残っている。山荘に着くと仲間と小屋の人が迎えてくれた。 本隊から15分程度遅れての到着である。
 宿に着くと、雄山登頂を断念し、一の越山荘に泊った本人から伝言が届いており、「明日室堂まで降りられ そうなので、何とかひとりで室堂まで降りる」とのことで、室堂で合流することになった。
先行した組が富士ノ折立
へ向かう
真砂岳への稜線に到着
 
ゆっくりと一の越へ下山
 
富士ノ折立を過ぎた分岐
(ここで先行組を視認)

   この宿は風呂が無いので、夕食までの間、部屋の中で円座になって、持ち寄った酒の肴を広げて、 ビールで乾杯し、自己紹介やらもろもろの話をしながら歓談した。 夕食は揚げたての天ぷらや、ナメコのお汁が出ておいしくいただけた。 夕飯をすませると、手持ち無沙汰であるが、リーダーから高山病の予防にあまり早く寝むらないほうが 良いとのこと注意がなされた。 夜中に雨風が強くなり、激しい雨風の音がする。うつらうつらしながら、明日の天候を心配した。

 2日目、内蔵助山荘を6時15分出発。ガスで何も見えない。雨具を着けて歩き出す。尾根に出ると西からの 吹き上げる風が強くなる。真砂岳分岐から一端降ってから、別山への登りとなる。 風が強いので、別山に登らす巻道を利用するかとも検討したが、風の状態をみながら登頂することとする。 別山は難なく登れた。山頂には小振りながら立派な祠がある。ここで一休みして集合写真を写す。
ここからはひたすら降りが続く。 剣御前小舎では、小舎に入ってコヒーを飲み、暖をとる。風はおさまって来た、ガスの中を雷鳥沢の つづら折れの道を降る。水音が聞こえ称名川に近づくと、登山道の両側に広大なお花畑となる。 この悪天候の中を登って来る登山者も少なくない。 称名川との分岐点から少し上流で橋を渡り、河岸段丘に登り上がると野営場の広場に出る。 地獄谷を通らずに、整備されて石段をあえぎながら、雷鳥荘・ミクリガ池を通って、室堂ターミナルまで 雨の中を急いだ。

心配する事無く、昨夜を「一の越山荘」に宿泊してもらった人もターミナル駅で合流出来た。

全員揃って、ロープウェイ・・地下ケーブル・・カートロリーバスを乗り継いで扇沢の駐車場に帰還した。 扇沢は薄日が射しているが、室堂方面はガスがかかっている。 地元の薬師の温で二日間の汗を流し、東部湯ノ丸IC〜伊勢崎IC〜佐野を経路して、壬生の駐車場に 無事に戻る事が出来た。
二日目は雨風を体験させられたが、初日は天候に恵まれ楽しい山行となった。
楽しいミーティング 別山に到着 ゆっくりと雷鳥坂を下る 黒部ダムの放水
                                                  【記録  E藤S男】
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