定例山行「中倉山〜庚申山〜皇海山〜」

 

日時

 計画:20060930・1日(土・日)

山域

日 光

地図

中禅寺湖・皇海山・袈裟丸山・足尾(1/25000)

集合時間

 大谷 5時00分

概要

仁田元沢より、鹿のなき声のする静かな笹原と展望抜群の稜線をルートファインディングして中倉山〜庚申山へ。翌日はハシゴ・クサリの11峰を越え鋸山、そして深山の趣を醸し出す皇海山をピストンし銀山平に下山する。

リーダー

A間Y江(CL)、S山 S(SL)

参加者

Y口K平、N瀬 S、M田F作、Y岡M徳、T橋Y男、K口S男 (以上8名)

コース

9/30・大谷(500)⇒銅親水公園(640)→仁田元沢930m地点(725)→中倉山(93550)→沢入山(110540)→オロ山(12501310)→庚申山(143050)→庚申山荘(1545

10/1・庚申山荘(520)→庚申山(625)→鋸山(845)→不動沢のコル(935)→皇海山(101530)→不動沢のコル(110030)→鋸山(1155)→庚申山(1425)→庚申山荘(151020)→一の鳥居(1645)→銀山平(17301830)♨⇒夕食・大谷(2030

※⇒車移動、→歩行。

(感想)

930日】

大谷の集合場所に行くと集合時間の5時前に集合していた。昨夜は先週のUHC創部25周年記念集中登山の反省会(反省する事あるの?)があったらしく、それに参加されていた方もおられてご苦労さまでした。さて、車に今夜の懇親促進剤が沢山詰まったザックを乗せ、5時ちょっと前に大谷を出発。車はM田さんの住んでいる日光の田母沢邸を経由して、足尾に向かい銅親水公園に到着後、銀山平に車を回し、運転手が戻るのを待って、銅親水公園を640に出発。

林道を歩くこと40分弱、やっと(この間、下見に来たときに発見した)登山口に到着。今日は、天気も良いし、熊にさえ出合わなければ最高の登山日和になるだろう。と、期待して、登る前に水分等を補給して、中倉山に向け、最初の目的地点標高1488mにコンパスを合わせてスタート。林の中を鹿の声を聞きながら、歩いていくと途中、熊の食べ散らかした木の実の後の折れた木(熊棚らしい)があり、近くにそれの成果物が黒くなってありました。林の中を鹿の鳴く声を聞きながら歩いてゆくと、展望が開けてくるともうすぐ、中倉山だ。中倉山に向かっては、左手が熊笹と森が生い茂り、右手は緑のないもろい岩場が切り立っている。左右の対照的な景色が続く(中倉山山頂にて)。途中、熊に出会わなく無事、中倉山の到着したのは幸い。

ここで小休止後、次のピークである沢入山を目指す。この山の呼び方は、「そうりやま」と呼ぶそうな。ここもやはり足尾の山らしく、中倉山同様、左側に笹と緑の木々、右側遠方に日光連山、近くはやはり不毛の岩が続く、素晴らしい展望だ。「栃木の山にこんな山があったの!!」素晴らしい展望が続く。

沢入山を目指すご一行様

沢入山からちょっと降りた昼食場にて

沢入山で昼食後、いよいよ藪の中を次のピーク、「オロ山」を目指す。「それでは、コンパスをオロ山に合わせて下さい!」リーダーの声が飛ぶ。「コンパスを合わせてと、よいしょっと、(足を開いて)俺のコンパス短くて届かないぞ〜。」それではないの!ほら、そのシルバコンパス。「そんなの知ってるよ。冗談、冗談・・・」。背の丈程ある笹原の中を、木に捕まりながら登ったりして、オロ山のシャクナゲの生い茂った稜線を分け入ると三角点を発見。そこには「明大ウォーキング」の看板がありました。「明大ウォーキング」ってあまり聞いたことないなあ〜。でも、ここまで来るのって結構やるねえ。「おお〜明治〜♫♪ってか。」

オロ山の山頂にて(胸のコンパスが輝いているねえ〜)

ここで少し休ませてもらって、今度は庚申山へ向かう。急な尾根を滑らないように下る。私のコンパスでは跨げないような、大木行く手を阻む。そして又登り、ヒフー、ハーハー。そして、平らなところに出る。庚申山はもう直ぐ。なにい〜。頂上じゃ無い〜!!!???。「コンパスの方向に進もう」(リーダーの声)。「うん、うん、やっと合ったぞお〜。庚申山の社が見えたぞー!!!」「よかったねえ〜、これで遭難しなくて済んだぞお〜。」「ここからは、登山道がはっきりくっきりしているう〜(*^_^*)」ここから、庚申山荘に向かいました。庚申山荘では途中で、K口さんが「お花摘み」じゃなくて「マツタケ狩り」で採ったキノコの出しの効いたうどんとムーさんからの吟醸酒と北海道のお土産。またまた、K口さんのTPOに合わせた楽しいトークショーで宴は盛り上がり、夜は更けて行ったあそうな〜。おーい、庚申さまあ〜、明日天気にしておくれえ〜」(お休み)

右手にコンパス♪左手に  ♬

まじめな顔で何はなしてんの?

 

1001日】

「オー、あだまいでえ〜、少し飲みすぎたかな?まあ、歩いてればさめっぺえ。」さあ、今日は皇海山を往復だ。今日は登山道もはっきりしているので、昨日より楽だろう。取り合えず庚申山を当面の目標に、頭を抱えてみんなについて歩くことにする。庚申山までは登山道もはっきりしているが、それから先の鋸山への11峰(ほんとに11個あったあ?数えきれず)へは背の丈のある笹藪が数箇所あり、皇海山へのこのコースの衰退ぶりを感じた。最近は群馬県側の皇海橋から登られる方が多いのとのこと。現に今回も、そちらから登ってこられた方が殆どだった。

紅葉が始まった鋸山

鋸の歯の上ににて

皇海山へ向かう途中、規制音量を超えた「リーン、リーン」と誰かの熊錫(他人)が脳天に響く。「確かのこれなら熊を来ないよな?」でも疲れた体はこの音が聞こえるたびに、蝕まれてゆくような気がした。「他の人の事にも気を使って欲しいものである。」

皇海山の頂上にて(SKY山っていい名前だよなあ〜)

皇海山に登頂後、庚申山、庚申山荘へ戻り、一の鳥居、銀山平(国民休暇村)まで、駆け抜けて帰路に着きました。途中、日光市内で読図に失敗しましたが、みんな無事に大谷に着きました。それにしてもたっぷりと歩かれた2日間でした。みなさん、今晩は御自分の足に感謝を込めておいしいお酒で乾杯して、ゆっくり休んでくださいねえ〜。

尻にうしろには紅葉が見える

11峰のうちのどれかの山頂にて

(サービスします。)

皇海山と鋸山近辺の紅葉は色付き始めてきました。やはり私たちの住んでいるところよりは早く、秋が来ていて山の奥深さを感じました。

綺麗に紅葉が始まりました。

紅葉の中を降りる。