自主山行「針の木岳〜爺ヶ岳」(コンパス)

 

日時

 計画:20060714日(金)〜17(月)⇒ 実績:20060714日(金)〜16(日)

山域

北アルプス

地図

黒部湖・十字狭・神城

 

集合時間

 壬生 13時00分

概要

日本三大雪渓のひとつ針の木雪渓を登る。あいにくの雨模様。針の木小屋到着後に蓮華岳を登頂するも、風雨が激しく、視界なし。天気悪化の予報から、爺ヶ岳への縦走を断念し、日程を繰り上げ下山した。

参加者

O森(CL)、F谷(SL)、K井、A川、Y岡 以上 5名

参考タイム

14日:壬生(13:00)⇒伊勢崎IC⇒東部湯の丸IC⇒信濃大町・七倉荘(19:00)泊

15日:七倉荘(6:00)→扇沢(6:55)→(8:25)大沢小屋(8:50)→(11:55)針の木小屋(12:25)→   蓮華岳(13:20)→針の木小屋(14:00)泊

16日:→針の木小屋(7:00)→(9:50)大沢小屋(10:30)→扇沢(11:10)⇒♨⇒東部湯の丸IC⇒伊勢崎IC⇒壬生(19:00)※⇒車移動、→歩行。

 

 

/15 6時55分、扇沢登山口を出発。

20分程歩いた頃に雨が強くなり、急いで雨具を着ける。

 

 

    キヌガサソウ(大沢小屋への途中にて)

 

 

 

大沢小屋への登山道には、沢渡りが何箇所か出てくるが、

特に赤沢は水量が豊富で流れが速い、沢渡り地点には

一本の倒木が渡してあり、何とか渡ることができた。

 

 

 

大沢小屋(8時25分〜50分)を出発、かなりの雨であったが、雪渓に到着する頃には雨も小降りになっていて、

天候がよくなるのでは?との希望があった。

 

 

 

 

 針の木雪渓は、私が以前計画して登れなかった憧れの大雪渓である。

アイゼンを装着し、いざ大雪渓へ!

我々の上方には、約30数名が登っているのが見える。我々が最後のようだ。

雪渓の下からはゴー!という雪の溶けた水の流れ落ちる音がする。雪渓の端には大きな隙間が口をあけており、何か危険のかおりがする。登るにつけ雨が激しくなる。途中、2パーティ4人を抜く。

 

 大雪渓の3/2を過ぎた頃、右俣の

雪渓上部にて、小規模の土砂崩れ

を目撃する。同時に大小の落石が

発生し、後ろに見える大きな石の辺り

に落下した。我々は少し上に登って

いた為、それ程恐怖感はなかったが、

落石に遭遇した後続の2パーティが危機一髪の危険から逃れたのを目撃した。

 危機感を持ったリーダーの指示で食事休憩も最小にして、休まず登り予定

より早く針の木小屋の到着した。

 

 

 

 

 

 針の木小屋にて、宿泊の受付(労山会員証提示で500円の割引)を済ませ、男性3名は蓮華岳をめざす。

 出発してしばらくは雨も激しくはなく、稜線に出るとチングルマ、コマクサなど多くの高山植物が群生して咲いていた。

しかし、その後雨風が強くなり、歩くのがやっとの状態での稜線歩きが続く。

 

 

 

 

 

やっとの思いで蓮華岳山頂に到着。視界なし、

記念撮影もカメラが濡れないよう気をつかう。

前日泊まった七倉荘のご主人が進めてくれた

白いコマクサの群生地を見に行く気力なし。

(ここから船窪小屋方面に5分ほど下った所)

14時頃に針の木小屋に無事帰着した。

 

 

 

 15時頃から楽しい宴会開始。生ビールの大ジョッキーで乾杯した。お酒が駄目な私も美味しそうな生ビールの誘惑に負けて飲んだところ(大ジョッキー約半分)、悪酔いしてしまい、頭痛で後が大変でした。

夕食後も続いた宴会にて、落石に遭遇した2人組みと合流。落石の恐怖体験を聞いた。直撃された女性

は、自分に真直ぐに向かってくる大きな石を見て、上か下かどちらへ跳べばいいか判断がつかず、じっと見ていたとのことです。直前に下に跳んで避けられたが、本当に怖かったとのことでした。

小屋の従業員の話では、雪渓を登るときは、必ず上方に注意している事が大切で、休憩も上を向いて座るのが常識とのこと。

天気予報の結果、更に悪化するとの予報なので、リーダーの判断で、1日短縮して、針の木雪渓を下ることになった。

 

167時に(赤沢の状況を大沢小屋へ確認後)、針の木小屋を出発し、特急で下山した。途中水量の増した赤沢の渡河も

上流に渡河地点を見つけて無事渡る事ができました。扇沢には、11時過ぎに到着。